カナダのテクニカルスラッシュメタルバンド、ヴォイヴォドの3rd。1986作
パンクぎみのノイジーなギターで疾走する感じは、「Nothingface」以降のサウンドとはだいぶ異なる。
音質の悪さも手伝って、知的というよりも、この時点ではむしろまだ野蛮なスラッシュサウンドで、
SFをテーマにしたストーリーがあるようだが、曲自体にそういう雰囲気はあまりない。
後で聴かれるプログレ的な世界観を身に付ける前の勢い重視のスタイルで
風変わりなハードコア風スラッシュという言い方が正しいサウンドだ。
画質/音質は時代を考えれば悪くないし貴重な内容。しかし、リアルタイム・スラッシャーなのに何故かVoivodなら"Angel Rat"(1991年)〜"The Outer Limits"(93年)の頃が一番好きな自分としては、この時期を含むはずの"DVOD2"のリリース予定はどうなっちゃったの?というのが正直な気持ち。とはいえピギー死後もリリース、ツアーと活動が意外にも順調で現役感があるのが懐古的な作品の発表を遅らせているのかと推測するとファンとしてはもうしばらく大人しく待たざるえないだろう。
間違いなくこのバンドの傑作になるであろう作品を、まさかピギー無しでリリースしてくるとわ、、、 バーンに書かれてた通りの印象ですが、近年の作品には無い「ナッシング フェイス」だったり「キリング テクノロジー」だったりの影響が濃く出た作品だと思います。 個人的にこれは大歓迎で、特にダニエル モングレンのGにはVOIVODサウンドの、真髄を感じました。 VOIVOD好きなら聴かずには死ねない名盤でしょう とにかく、まず聴けっ!!って作品です。