昔からの伝統的な「文学部」「法学部」「経済学部」「理工学部」などといった学部のくくりで大学生活を送った私にとって、今そのような学部で勉強している学生さんには申し訳ないのだけど、カタカナ学部や四文字熟語学部など、正直何の勉強をしているのか実はいまいちよくわからないなあと感じていた学部が、今なぜ多くつくられているのか、そのあたりの大学事情を詳しく解説してくれているので、とても参考になった。私の子供はまだ小学生だけれど、子どもが大学受験を考えるころには、また今とはいろいろ事情が変わっているかもしれない。自分のころの感覚で子供にアドバイスすることは、もしかすると全然役に立たないものであるかもしれないと痛感させられた。