![]() 凄い時代 勝負は二〇一一年 |
知価革命による消費行動の差が今回の経済危機の根底にあるという主張だが、一部納得できるところもあるものの、知価革命をものさしに先進国英米、中進国日本、後進国アジアという見方の説得性がいまいち。この話の中で、経常黒字国であるドイツはまったく無視されているが、意図的なものなのだろうか。
また、各国の歴史背景などが述べられているが、どこでも書かれているような内容で、分かりやすいといえば分かりやすいが、単に字数を埋めるためのような感じもする。もう少し著者が独自に調べた内容がほしい。 さすがに一流の知識人らしくそれなりに面白い本ではあるが、今回の経済危機にあわせて短時間に書かれた本というかんじがする。 |
![]() 日本を創った12人 (PHP文庫) |
まず、とにかく視点が興味深い。
日本を創った、というタイトルから、国としてのシステムを創ったというようなイメージをまず持ったが、内容はそうではない。 今の日本人が持つ慣習、社会の常識、そして一般的な考え方。これらは遥か昔の時代から現代までの間に生まれた幾つかの統治体制や世間に広まった学問などの積み重ねにより醸成されてきたものだという。 文化や習慣は一朝一夕では形成されず、幾重にも違う文化・習慣が重なり、混ざって出来上がっていくものだということを実感した。 本書で挙げられた12人は、現代日本人の特徴に多大な影響を与え、日本を、というよりも、日本人を創ったと言える人々である。 今後ますます多様化する国際社会で国として発展していくためにも、日本という国の基礎となる部分はどのように形成されたかをまず知ることが重要だと思う。 そのためには本書を読むことをお勧めします。 |
![]() 歴史の使い方 (日経ビジネス人文庫 グリーン さ 3-6) |
歴史の面白さを教えてくれる良書。
具体的な事例も示唆しながら、歴史から何を学ぶかを解説してくれている。 様々な事例の一つ一つで、一冊の本ができてしまうものが多く、逆にもっと詳しく書いてほしかったというフラストレーションも「いい感じで」感じられる。 全部書かれたら、歴史への学びのモチベーションが逆に下がるかもしれないので。 |
堺屋太一の青春と70年万博
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