![]() バッハ:インヴェンションとシンフォニア |
トリルやモルデントのつけ方が基本に忠実。
他のピアニストの様に、独自のトリルを入れていないから、手本にしやすい。 特に、春秋社の楽譜を使って練習している人は良い参考になる。 作品として聴く場合は面白みにかけるので、純粋に演奏を楽しみたい人には向かないかも。 |
![]() ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番&第14番&第23番 |
2004年10月に惜しまれつつ亡くなった園田高弘は、日本人ピアニストとしては最も早くから活躍していたひとり。東京音楽学校(現東京芸大)卒業後は一時期ベルリンで研鑚をつんだが、いち早く日本に拠点を戻し、1960年代からは日本コロムビアに多くの録音を残した。ドイツで研鑚を積んだだけあって主要レパートリーであるバッハ・ベートーヴェン・ブラームスは定評があったが、中でもベートーヴェンは最も得意としていた。 このCDは1968年にコロンビアに録音された全集からの抜粋版。音の古さは否めないが、オーソドックスな解釈と高い構成力を持った演奏は、古臭さを感じさせない。90年代に録音されたEvica(日本クラウン)の全集と比べると、やはりエネルギッシュなのが特徴だ。収録曲はいわゆる「三大ソナタ」だが、オススメは第8番「悲愴」。演奏の全体的な印象と、古典派的な印象を強く残した曲のイメージが見事に一致している。 |
![]() シベリウス : 交響曲第2番 [DVD] |
「近衛秀麿」という名前や、全く指揮者っぽくない顔の印象から、実際の演奏が話題にならない彼だが、たまたまBSフジでこの演奏を見て、ぶっ飛んだ!!顔と名前の印象と正反対!即DVDを購入!
シベリウス演奏史上に残る名演、と断言出来る。 この時期の日フィルの映像/録音に比べても、違うオケ?と思うくらいのサウンドのまとまり、そして管楽器の上手さ! (この時期の日本のオケって、他の録音だと金管が上手くないんですけど、どうしてどうして、この演奏は素晴らしいんです。) 指揮者の要望であろう倍管の大編成。にもかかわらず、バランスの完璧さと表情の豊かさ、そして何よりメチャクチャ若々しさと前進力で弛緩する所が無い。歌もぐいぐいと迫り、指揮もメチャクチャ端正で上手すぎる! 彼は本物のプロフェッショナルだ。並の人間ではない。 神の域だ。 存命中 「近衛秀麿に比べれば朝比奈は子供みたいなもんだ」 と誰かが言ったそうだが、その言葉が大げさではないことがこのDVDからよくわかる。 園田高弘氏の「皇帝」も特大の名演。 買いましょう。宝です。 |
![]() ベ-ト-ヴェン・ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調作品13「悲愴」 |
全編にわたって園田氏自身の手によってペダルとアーティキュレーションを補完しているのが特徴の楽譜です。したがって専門家には向きませんが、初めてこの曲を弾く人には大変有用だと思います。初心者にいきなりヘンレ版で弾けと言っても無理ですからね。プロの演奏者の理想と、一般レスナーの現実は違います。 なお、この楽譜ではオリジナルと補完部分の区別がつきにくいので、上級者は原典版を別途購入する必要があると思います。また、解説において「第一楽章の提示部をリピートする際には、序奏まで戻って弾くことは自明である」などと断言しておられますが、いかがなものかと。実際には序奏を繰り返さない人も多く、判断は個々の演奏者にゆだねるものだと思います。こういうところが園田氏らしいと言えばらしいのですが、彼の思い込みや独断で書かれた部分も多いので、あくまでも園田氏というフィルターを通した楽譜・解説であることを意識した方が良いと思います。 特筆すべき点として、運指が手の小さな日本人向けに工夫されていますので、ほかの原典版よりは弾きやすいと思います。ヘンレ版は10度が届くのが前提の運指になっており日本人には苦しいので、そういう方は参考になさると良いと思います。 |
日本の巨匠②近衛秀麿・園田高弘・森 正
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