ゲームの完成度は非常に高く、いいと思います。
結構タイピングに慣れている私でもクリアできないところ
もあったのでタイピングソフトとしての使命はきっと果たしてく
れるでしょう。ただ、残念なのが、Lesson1が
ローマ字で表示されてくる、つまり 箸というのをHASIと書いてあるので慣れている人
にとっては
ローマ字を読むのに時間を要してしまう。
あともうひとつ残念なところが、BGMがWavであること。
べつにWavでも問題はないが、演奏に問題がある。
いかにもWindows標準についてるMicrosoft GS なんとかで
演奏して録音したという感じです。もともとはMIDIなのでしょうから
せめてSC-88Proぐらいで演奏してほしかったものです。
もしくはMIDIをそのままBGMとして使っても良かったのでは?
せっかくSD-90とか持ってる人でも全くいみ無いですからねぇ。
最初は標準演奏設定がおかしいのかな!?とおもってコントロールパネル見ましたよ(笑)。
ま、それを除けば、良いと評価してもいいと思います。
アニメ版「
まほろまてぃっく」のサウンドトラック盤第二段。
今回は、後半部分のBGMと劇中で使われた歌二曲にキャラソン一曲、それにCDドラマ「大晦日大掃除大勝負」。
後半部分で新出したBGMの少なさのせいか、今回はCDドラマまで入っている。
ただ、その内容は第一期のアニメ版「
まほろまてぃっく」には直接関係のない部分であり、ちょっとスペースを持て余している気がするのが残念。
しかし、原作のその部分とは密接な関係があり、どちらかといえば、TVサントラにではなく、独立したCDで、アニメとは切り離して欲しかった。そのほうがよかったと私は思う。
とはいえ、出来はいつもの通りに期待を裏切らないものなので、聞いて損はしないだろう。
アニメ後半部分は、前半とは一転して、リューガと遭遇、追いかけてくる過去、自分の気持ちに気づき、優としたデート、そしてリューガとの戦闘を経てラストシーンに至るまで笑い的要素は少なく、シリアス路線で通している。
特に印象的なのは、デートでの最後、潮風に吹かれて「取り乱してしまっ」たまほろさんが優に抱きつくシーン。
それに、ラストの、まほろさんが優を抱きかかえながらシルフィードで飛んでゆくシーン。
「まあるいお月さま」をバックに、「どこにも行っちゃダメだよ」という優の言葉を聞いてまほろさんが流した涙は、月の光に照らされて輝き、みんなのもとに降り注ぐ。
その涙は、今までの楽しい日々を象徴しているようだ。
輝くそれは、その日々がどんなに輝いて、どんなに楽しかったかを表現している。
まさに、「ああ・・・ 君と過ごした季節 ひどくきらめいて まぶしくて滲んで なにも見えなくなる」のである。
「かえりみち」に唄われていたことの一つはこういうことだったのだろう。
バックに流れる「まあるいお月さま」とともに心に染み入ってくるようである。
それはどこか物悲しく、寂しいのだが、絶望は含まれていない。
最終回には木に登って夢を語り合うシーンがある。
あのときに流れていたBGMにも、「かえりみち」をアレンジした部分が含まれており、「
まほろまてぃっく」において「かえりみち」がいかに重要な要素であるかが聞き取れる。
「心が帰る場所」を(優の中に)やっと見つけたまほろさんは、優の優しさを、愛をその胸にしっかりと受け止め、抱きとめてかみ締めている。
そんなまほろさんを見ていると、塊は急に切なくなって、思わず涙があふれてしまう。
そんな「
まほろまてぃっく」のサントラ。
本編を見た人はぜひ聞くべきだろう。