現在も地道に活動している
ノルウェーのバンドですが、
私としてはこれが最高作であるとしたいです。今作では
アングラガルド(個人的にはどうでもいいバンドですが…)
のドラマーが参加しており、やる気のない大工のような、
無愛想なドラミングを披露しております。
この不細工なドラミングが功を奏し、全体に仄かに香る
ゴシック風味に更なる彩りを与えています。
このゴシック風味と初期クリムゾン(もっというと
イアン・マクドナルド的なセンスです)が持っていた
フォーク叙情が混じりあい、素晴らしいフォークロック作品
へと昇華されています。次作の4曲目にも通じる2曲目がベスト。
今作で脱退しちゃいますが、鍵盤の人の声は良い味してます。