内視鏡手術で幸い取れたし癌ではなかったのでほっとしていますが、決して処置は楽なものではありませんでした。
この本は体質以外に食生活も発症の原因として食事指導を説いていますがその通りだと思います。今までの私の食生活、全く違っていました。ポリープ作らないためにも必携の本でしょう。

退院後の食生活については悩みました。食べ過ぎ、便秘に気を付けて消化の良い物を摂るようにと言われ、病院食を参考にした食事を摂っていました。しかしレパートリーもあまりなく、食事の内容にも飽きてどんなものを食べたら良いのか困ってしまい、見つけたのがこの本です。
豊富な食材を使った和食中心のレシピですが、腸にやさしく飽きることなくおいしく頂けます。おかげ様で便秘や下痢もなく、体重もいい感じにキープしているので、術後の食事が困ったな。と思った時にあると便利な１冊です。お勧めです。

手術後の読本とはあるが、診断を受けた段階で読んでおくべき内容だった。
この後、自分に何が起きるのか何をすべきなのか、そんな生き延びるための予習をするなら十分な内容だった。
欲を言えば、術後の補助化学療法についてもっともっと詳しいほうが良い。
特に副作用については、読後にネットで体験者の談や医者向け、あるいは患者向けの資料を探して読む必要性を感じた。
副作用の羅列だけでなく、療法ごとに何日目でどんな副作用が出てどうそれが収束して次のクールが迎えられるのか、またクールを途中でいったん休止する場合などの原因として数値的なものも目安として明示してほしいし、そもそも術後の補助化学療法を受けられる条件を年齢や体調の面から先に知っておきたいとも思った。
しかし、総じて読むべき本であることは間違いなく、怖がらずに現実を見て対策と覚悟を得るにはふさわしい。

自身ではなく、家族が病気なら「これを読め」と突き出すのに心を痛めるであろうが、不安でいっぱいなのは本人が一番なはず。
告知を受けているならば、相手の年齢や性格などを考えて、勧めてみるのもいいし、本人以外が読んで治療や術前に医者の言葉を補完する程度のつもりで助言に役立てるのもいいだろう。