『太陽が落ちてくる』の連載の頃は、単に男性誌によくあるHマンガというイメージであった。実際、AV監督のお父さんという設定自体が、それ形の売れ線を狙っているのがよくわかった。内容も実際、Hありきだったし。妹がレズで、同級生の女の子と駆け落ちして東京で独り暮らししている高史のアパートに転がり込んでくる、という設定自体が、同じ路線まっしぐら、だと思っていた。この手の作家は、絵が飽きられると消えていくんだよね~と早々に消えると思っていました。しかしさすが11巻まで続いただけあって、4~5巻からキャラがひとり立ちしてH描写よりもキャラの心理描写が深まっていきます。実際、後半は
メジャー級の感触がしており、この次の作品が
メジャー路線の『やまとの羽根』というバトミントンマンガになっていることからもそれがわかります。こういう作者がはっきり成長していくのを見ると、けっこう感動しますね。Hマンガから入った方が、実際には恋愛はよく描けるんですよね~。流されていただめだめ高史が、大人になっていく様はなかなかに見事なビルドゥングスロマン。たぶん女性が読んでも、かなり面白いのではないでしょうか?。
ユーミンが夢中になっていた民族音楽が
MIXされたようなエキゾチックな音楽に生まれ変わり
見事なまでに進化した傑作アルバムだと思う。
しかし、歌唱力は良くも悪くもユーミンですね。
そして、このアルバムは私にとって、
もう1つの楽しみが存在していました。
CD
ジャケットアートは、
横尾忠則氏が手がけられたもので、
エキゾチックな音楽とピッタリ合っており、
音楽を楽しみながらアートも楽しめる
1冊の画集冊子となっている。
これは、素晴らしいオマケとなりました。