自分の国のお酒なのに、日本酒のことをかなり誤解をしていました。「いい酒は冷酒で飲まなくてはならない、燗酒なんてもってのほか」とか「日本酒は二日酔いする」などです。あらためて燗酒を飲めば、冷酒とはまた違うおいしさを発見できました。知らない間に自分で日本酒の間違ったイメージを作っていたようです。この本を読んでから、いままでとはちょっと違う、日本酒との付き合いが始まったように思います。いい本に出会えました。
熱燗は酔い方もゆっくりで体に優しいし,いつもより安いお酒(笑)で財布にも優しいです。
大きめで扱いやすいツマミで温度調整します。目的の温度に達すると自動的に加熱を停止してくれます。
ただし酒器が金属なので冷めるスピードも早く,お酒の温度が下がるとすぐに加熱を始めてしまいます。
ですから目的の温度まで達したら,早めに保温用の器に移し替えたほうが電気代の
節約になるようです。
ツマミが最低の位置(本体には表記がありませんが“日向燗”)を指していても,スイッチを入れると加熱を始めてしまいます。
250Wというなかなかの消費電力なので,冷蔵庫や納戸で冷えたお酒は予め室内で常温に戻してから温めるようにすると電気の
節約になると思います。
常温に戻るまで,すこし待ち遠しいくらいがより楽しい晩酌になります。
日本酒は復権しつつあるが、日本酒の細かい話になると分かりにくいとの話をよく耳にする。本書は、日本酒についての概要を幅広に分かりやすく解説しており、現在の日本酒についての状況を俯瞰できる内容。惜しむらくは地方蔵元重視で、大手蔵元についての記述が少ないところ。