チョムスキーは、われわれの側と彼らの側とで、ほとんど同質の行為が、テロ/邪悪極まりない行為になったり、正当な防衛行為/正義となったりするという構造を、80年代の中東を中心に読み解いていく。その中で、ぼくは、最近流行りのネオコンは80年代アメリカの政策の焼き直しに過ぎない事を気付かされた。
その点で本書は、付け足し的に書かれた感のある9.11以降の論文より、それ以前、特にレーガン政権時代の論文のほうが今日的に重要な問題を提示しているように感じる。
この曲がヒットした数年後、友人からプレゼントされたテープに入っていたのを聴いたのが、「どうぞこのまま」との初めての出会いでした。
詩にものすごく感動し、このフレーズが頭の中を駆け巡り、時に涙し、気がつくと口ずさんでいたり…。
そんな乙女チックな思い出の曲が題名になった本が出版され、歌以外は彼女について何も知らなかった私には、とても興味深いものがありました。
ポエムで始まり、ポエムで終わりますが、挿入されているポエムのバックがとてもきれいで印象的です。
また、PHOTO POEM集が出せそうな、本人が撮ったPHOTO
ギャラリーは、飾りたくなるようなフレームですが、何とも写真が小さいのが残念!!
若かりし頃の写真ももたくさん載っているし、母としての写真もあり、洋服を見ると時代を感じるものもあります。
本文は、彼女の幼年時代からヒット曲が出るまでが中心で、活動休止期間?を除いて現在に飛んでいます。
16歳での父親との死別、芸能界デビュー、恋愛、別れ、ヒット…、この歌のヒットの裏には、10代での人生の様々な思いが込められていたのですね。
また、離婚や大病での手術という出来事があったようで、できればその後の人生も第2弾で書いてもらいたい気がします。
後半はブログのピックアップで、懐かしい面々が連なっていて、好きな曲や懐かしい番組が出てきて、時代が後戻りするような思いでした。
ただ私には、ちょっと長すぎるような気もしましたが…。
「一生、愛について考えなさい」という父親の遺言を大切に、これからもその年代に合った「どうぞこのまま」を歌い続けていってもらいたいと思います。
頑張れ、圭子さん!!
新譜向けに録音したカバー曲(ボサノバのアレンジ)と、既発のアルバムからピックアップした曲とのバランスがよく、流れも自然で「聴き心地がすごく自然」でお気に入りです。
作家陣を見ても陽水、ユーミン、正やん、チャボ、松岡直也とさながら邦楽ポップスの歴史を俯瞰するかのような感覚につつまれます。