必殺放映10年を記念して、仕事人大集合。中でも簪の秀と組んでいたのは知らぬ顔の半兵衛。無様に生き続けていました。イベント篇の体を成しながら、その実、骨太の内容。工藤栄一の演出が冴え渡ります。必殺シリーズの10年をぎゅっと圧縮したような仕事人大集合を始め、幻の必殺現代版。新必殺仕置人の楽曲が嬉しいオール江戸警察も収録。
単純に面白さでいえば北島雅弘さんの煙草の中の冒険でしたが衝撃的な作品といったら山田宗太朗さんのうごのくそと木橋啓助さんの石化少女でした。何だか水をぶっかけられたような衝撃でした。天野蒼さんのウクララ王女のオアシスも佳作でした。登り山泰至さんの詩も素敵でした。初見寧さんの絵も良かったです。
このシリーズはタレント養成所の客寄せ目的でつくられてるそうですが...
メイキング映像によると撮影は三日間のみ、出演者の大半が養成所に通う生徒、
つまりは素人さんですね...とても映画と呼べる体制ではありませんし...
劇場公開した映画で3日のみの撮影なんて聞いたことありません...
いちおう劇場で公開したので映画? 最近そんなのが多すぎやしませんか??
しかし満島ひかりさんのブレイクのキッカケになった「愛のむきだし」が撮影期間二ヶ月
というのを聞きますと この質の差はできてあたりまえかwともおもえますし、
スタッフさんたちは、三日でよくがんばったと思えてきます。
問題なのはそもそも 映画にでれますよ〜という釣り文句で養成所への客寄せが目的のため、
内容よりも利益が優先としか思えない体制にあると思います。
映画館に足をはこぶ人たち、DVDを購入する人たちの気持ちを考えない
プロデューサーをはじめとした製作陣こそ、考えを改めるべきです。
わたくしもジャンルこそちがえど映像業界におりますので
三日でこれを撮れるという事自体、そうとうながんばりと判断の早さ
がないと不可能にかんじます、監督をはじめとした現場のひとは
そのへんでは評価できますが。
そんなことはお金を払って見る人間には関係のない事情ということを肝に銘じて
製作陣は企画を考えて欲しいものです。
主演の満島さん自体は「愛のむきだし」よりも魅力的に感じましたので
(個人的な好みねw)すこし甘い評価ですw