戦争映画の1ジャンルに「脱走もの」があります。第二次大戦中、
ドイツの捕虜収容所からあの手この手で脱走を繰り広げる連合軍捕虜の、もう一つの戦いの物語です。代表作は皆さん御存知の「大脱走」。
そしてこの作品は、脱走ものがお好きな方なら、まず
タイトル前のシーンから爆笑する事請け合いです。最初っから「大脱走」のマンマなパロaディをかましてくれてます。
私自身それほど詳しい訳でもないので、「大脱走」を始めとして、3~4作の映画からパロって来ている事くらいしか判らず、ちょっと悔しい(笑)のです。絶対もっとネタあるはずなのに~。
笑いあり涙あり活劇あり恋愛ありすごいメカあり危機あり、クライマックス!あり……そして大団円は当然大ハッピーエンドです。娯楽映画の王道です。これを、「こんなんが実現する訳ないんだからさあ」などどしたり顔に批評を垂れる奴は、訳判らないゲイジツ映画でも観ていて下さい、ってなもんです。
メジャーに乗った事で、ウォレスとグルミットシリーズより味がちょっと抜けてしまっていて残念なので星1つ減らしました。
「浮気は1回、不倫はその先はまってしまう地獄」。
これを映像化したのは凄く良かったと思うが、せっかくならR18作品にして
もっと思い切り撮るべきだったのでは。
ゆえにラブシーンも何か腰が引けているし、全体的にも中途半端なものとなった。
それでも木村多江の凄みと、フカキョンのハマってしまいそうな可愛さの対比
は素晴らしく、またそこに挟まれる
岸谷五朗の感情演出も見事だった。
だから余計にもったいない。
横浜が舞台となっているが、撮り方は本当に「観光地・
横浜巡り」の趣。
インターコンチ
横浜の1階ロビーを貸し切っての撮影とか、
Y150の時に完成した象の鼻パークとかは確かにあまり他の作品では観ない。
でもメインの舞台になるのは都内のマンションとかリーガ東京1階ラウンジとか
横須賀のチェルシースタジオとか東映大泉とか、あまり
横浜に関係しない(笑)。
特典映像のメイキングを観ると、クランクインは2011年2月6日で、アップが
3月26日となっている。ということは、撮影中に震災に見舞われた作品と
なるが、メイキング・挨拶類の映像でもそこには一切触れていない。
映像はDVDながら素晴らしく、ミナトヨコハマの風情を楽しむにもよい1本
だと思う。
脚本が弱いので、正直作品は2つ星かな、と思うが、
横浜の佇まいにプラス
1つの3つ星です。
ロックバンドのボーカルやってたママの子育て奮闘記。こころ温まる良い本でした。以前、岸谷ファミリーのご近所に住んでたことがあったけど、香ちゃんだけでなくとても評判の良いファミリーでした。
これは1990年からTBSラジオで放送されていた「
岸谷五朗の東京レディオクラブ」の企画で製作されたもので、最初は「自分の歌を出したい!」という
岸谷五朗がノリで言った発言から、だんだんいろんな人々の協力を得て歌が完成し、発売に至ったものです。詳細は覚えていませんが、作詞も作曲も一流の方が手掛けているはずです。
さて歌はというと、わりと激しいロックテイストでかっこいいかんじ、ですが、歌はおせじにもうまいとは言えません…。でも私は好きです!勢いがあります!パワーがあります!なんかとても元気が出ます!