面白い!NYの同じ雑誌社で働く4人の男性をメインに、日常の女性との色恋ネタを展開する一話完結型ストーリー。「フレンズ」とかなり近い感じがするのでフレンズが好きだった人にはきっと面白いと思う。フレンズよりもう少し下ネタよりだけど下品な感じは全くしない。
英語も易しくはっきりしゃべるので聞き取りやすい。
「野球とは知性のスポーツである」ことを明らかにしたウィルの『野球術』下巻は、サンディエゴ・パ
ドレス(当時)のトニー・グウィンを基にした「打撃術」とボルティモア・オリオールズ(当時)のカル・リプケン・ジュニを題材とする「守備術」、そして結論が収められている。
グウィンもリプケンも殿堂入り確実な「現代の名選手」だが、執筆当時の1989~90年代はまさに脂が乗っていた時期。最高の選手の最盛期を取材することで、内容はよりいっそう充実している。
結論では、一般に「野球黄金時代」と思われている1920~30年代や1950年代に比べ、現在の野球の方が情報密度が高まり、どのチームもどの選手も情報の恩恵にあずかることができるため、球団間の実力の差は狭まっているとされる。そして、4割打者が誕生しないのは、選手の実力が低下したためではなく、投手も打者も実力の底上げがなされたからだと指摘している。
自らの技術を的確に開陳する選手と、選手礼賛にならず、批判的な視点をもちつつ論を展開するウィルの手法は明晰。芝山氏の流麗な翻訳がその妙味を引き立てている。
「野球」の本質を知りたい方には是非一読をお勧めする。
いわゆる“野球本”に目覚めてしまったキッカケになった本。
メジャーリーグの実際する選手・監督の話や試合について書かれていますが、やはり旧い時代の名前が並んでいるので、知らない名前がたくさん出てくるのも事実です。
でも、“古典”と言われるだけのことはある。何度読み返しても、
「あぁ、こんなことも書いてあったんだ」
という発見があります。奥が深いです。
ちなみに
『上』が監督術・投球術
『下』が打撃術・守備術
『上』のほうが、僕は時代を超えて面白い内容だと思います。