パープルマニアの方なら、名前はご存知でしょう。
ユニオンジャックにペイントされたロールスロイス、ド派手な英国貴族風の衣装、
ジャケット買いをした一枚です。
まさか"スクリーミング"ロード・サッチが、こんなキャラクターだったとは思いもしませんでした。
アリス・クーパーの先輩格であり、リッチー・ブラックモアにステージアクションを指導したとも言われています。
1961年にデビュー、世界中で巻き起こるブリテッシュビート夜明け前、ビートルズよりも先に長髪にした事を自慢気に語る、目立ちたがり屋でした。
奇抜なコスチュームに身をまとい、並行して政治家としても活動、出馬した26回とも全て落選したギネス記録保持者でもありました。
また、あのセックス・ピストルズが前座を努め、デビューライヴを行っています。
1970年になり、このファーストアルバム(?)を発表、とても大ヒットしたとは思えない内容の"迷盤"です。
覆面ライター兼プロデューサーであるジミー・ペイジの名前を公表、他、ジェフ・ベック、ジョン・ボーナム、ニッキー・ホプキンスと、文字通り合計12名のメンバーが参加…の、ハズですが、見開き
ジャケットの写真を見ると、恐らく拾いモノではないでしょうか…?
レッド・ツェッペリン結成直前の60年代後半に制作、
セッション的要素が強く、殆ど多重録音で編集されています。
オープニングはまるで"コミュニケイション・ブレイクダウン"の出来損ない、粗い演奏に合わせてわめき散らしているだけですが、ファン必聴の1曲です。
全編に渡り完成度では劣るので、名前を出さない条件だったというのは致し方がないでしょう。
ドラムレスの未発表デモ音源ですが、再発されているかも知れません。
「Wailiting Sounds」
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