このゲームは交通博物館にあるシミュレーターと違って映像がガクガクすることも無く、自然に進んでいく点が大きな特徴でした。また、電車でGOと違って実写映像を使用していることからリアル感が伝わって来ます。しかし実写映像ならではの問題がいくつかあります。
1つはオーバーランした時に停止位置を補正する時です。電車やホームの人が変な動きをすることから結構違和感があります。もう1つは対向車の速度です。
新橋駅付近を走行している時に、新幹線でもないのに京浜東北線や東海道線がものすごい速度で通過していくことです。やはり、実写映像を使用している点から避けられない問題とはいえ2つ目は致命的なために何らかの改善が望まれます。
TSシリーズの続編。
PS2のTSシリーズと大きく違う点といえば、映像画質の大幅な向上とフレームレートの増加。
前作までと比べると映像が全体的にかなり綺麗になってます。
また、運転席のCGも非常に細かく作りこまれているので臨場感が凄い。
雨天の表現がかなり可哀想なことになっているのを除けば、「シミュレーター」としてはかなりの進化じゃないかな?
いわゆる『次世代機』で発売されているゲーム
タイトルの中で、地味ではあるけどその恩恵を最も素直に受けている作品だと思いますよ。
まあ…良くも悪くもこれまでのTSシリーズの続編です。
これまでの作品と比べた際の収録されている路線やダイヤの微妙さが評価に響くのは致し方ないことだとは思いますが、アウタービューをカットすれば最低でも今作の2倍以上の路線長は収録可能なわけですし、今作が音楽館の次世代機用ゲーム開発における試金石の役割を果たしていると考えると、今後の展開に期待を持つことが出来るのではないでしょうか。