と言いたくなっちゃうカルチョファンの僕。ほんとカスです。だけど、言ってることは(正しいかどうかは別として)100%納得の書です。「footballとは美しくあるべきだ」「footballとは革新的であるべきだ」「footballとはエモーショナルであるべきだ」と延々と説き続けます。
個人的に、“うちは弱い”、“選手の技術もない”、“カウンターにしか頼る術はない”、“でもベタっ引きじゃ炎上するだけだ!”、だから一生懸命走って前プレしてショートカウンターしかない!というチームが勇気を持ってレアルマドリーやバルセロナに挑む姿が好きなので…そういうドM気質なカルチョファンは…相容れないですよねぇ〜。。。
「続 荒野の用心棒」「真昼の用心棒」と比較するのは大間違いの典型的マカロニ=ごく普通のマカロニなのがこの作品。
Neroさんは相変わらずカッコいいし、AcrobaticなGun Play(背後のワルを振り返らずに撃ち殺す神業など)もご披露してくれるので
観ていて退屈はしませんが、上記2作品のような『作品の持っている独特の雰囲気、強烈な個性』は感じられません。
まぁ言葉は悪いですが、凡百のマカロニと言ってしまっても問題ないでしょう。
Storyはホンマニ語り尽くされたと言っても良い復讐劇です。
Neroさん演じるTexasの保安官とその弟が父親の仇を討つためMexicoへ。
しかしその弟がなんと、いやいやこれ以上は申せません。ネタバレになってしまうので。
本編そのものは、なんてことないのですが、このDVDの魅力は特典映像です。
NeroさんのInterviewはオモロイです。
Review Titleのような発言もありますし、自分のHollowood進出が掛かっていたから、この作品の撮影期間を5週間に縮めてもらったとか
中々流暢な
英語でInterviewを受けてます。
それと監督のフェルディナンド・バルディのInterviewも印象的。
Neroさんって元々馬に乗るのが苦手で、この作品でも相当渋ったとか、「キャメロット」に出演するため、時間が無いNeroさんは撮影を焦っていたとか。
こんな優しそうなお爺ちゃんが、あんな血生臭い映画を撮っていたんだなぁと感慨に耽れます。
どうやら、スマホケースと勘違いした様です。これでは側面がカバーされないので、透明のスマホケースに入れて使用してます。割高になってしまいましたが、ちょっと変わった感じで気に入ってます。
テキサスの小さな町ホワイト・ロックの保安官バート・サリヴァン(フランコ・ネロ)は、ある日、町を去り
メキシコへと向かう。7歳の時、父親を殺したシスコ・デルガード(ホセ・スアレス)を探し出し、公正な裁判にかけるつもりだ。サリヴァンは、弟のジム(コレ・キトシュ)を町に残していくが、ジムは、すぐに兄の後を追いかけ道中を共にする。
メキシコの町に到着した二人は、早速、デルガード探しを始めるのだが…。
『
皆殺しのジャンゴ[DVD]』、『
盲目ガンマン [DVD]』といった印象的な作品を手掛けて、マカロニ・ウエスタン史に名を残すフェルディナンド・バルディによる一編。『
続 荒野の用心棒 HDニューマスター スペシャル・エディション Blu-ray』(原題"Django")で人気を不動にしたネロが主演ということで、
ドイツなど一部の国では、"Django2"と題して、同作の続編として公開された。撮影が行われた
スペイン南部のアルメリアでは、同じ時期に、セルジオ・レオーネ監督の『
続 夕陽のガンマン [Blu-ray]』の撮影もされており、ネロとイーストウッドが、撮影合間に一緒に過ごしたという逸話も残っている。日本劇場公開は、1967年5月20日。
奇を衒った主人公というわけではなく、話も、変にひねりのない(ジムの出自の秘密が、少しばかりドラマチックな味付けではあるが…)仇討もので、およそマカロニ・ウエスタンらしい仰々しさやけばけばしさがない作品で、正直、平均以上の驚きや新機軸を感じる出来ではないのだが、ネロが主演となると、やはり、きちんとマカロニ・ウエスタンとして踏み止まっているから不思議だ。ネロの匂い立つ男臭さと内に秘めた野獣性が、サリヴァンという主人公を立体的に立ち上げている。厳めしい髭面に、感情を抑え、冷静沈着な保安官という感じなのだが、コートの上からガンベルトを巻き、いつでも臨戦体制を取っているあたりに、静かな威圧感と暴力の予感が見え隠れする。そして、いざ戦いになるや、人が変わったように、激しい殴り合いを繰り広げ、目にも止まらぬ早さで銃を抜き、鮮やかな銃さばきで、容赦なく相手(複数!)を地獄送りにする。ネロをマカロニ・ウエスタンの神話的イコンへと押し上げた、前年の『続・荒野の用心棒』のジャンゴの持つ業や強烈な個性はないものの、本作のサリヴァンも、実にいい味が出ているのだ。
バルディの演出は、縦に人物を配置した構図を好んで使い、緊張感を出したりしているが、全体としては、ドラマよりは、アクション重視。派手に腕を振り回す、切れのある殴り合い、バリエーション豊かな銃撃戦―冒頭の町での銃撃戦、アンソニー・マン作品を思わせる岩場の上下を使った銃撃戦、
メキシコの酒場での銃撃戦―などをふんだんにちりばめて作品を盛り上げる。ただし、そういった豊富なアクションの割には、マカロニ的なねちっこい残虐さや血の匂いが抑えられているので、濃い描写を求める向きには物足りないところかもしれない。
ネロ以外の出演陣は、何となく印象が薄く、特に、サリヴァンに相対する絶対的な悪であるべきデルガードを演じるスアレスが、憎々しさが微塵もない紳士然としているのは、(作劇上)致命的なミス・キャストで、拍子抜けしてしまう。むしろ、水筒の栓を開ける音を合図にして、嬉々として微罪の町民の銃殺を指示するミゲルを演じるリビオ・ロレンツォンのほうが、デルガードには向いていたのではないだろうか。
本作のDVDは、まず2002年(PALマスター)と2007年(NTSCデジタル・リマスター、日本語吹替え収録、ネロのインタビュー収録)に、エスピーオーから発売され、その後、権利が移り、2012年に、「マカロニ・ウェスタン セレクション」の1本として、ラ
インコミュニケーションズから再発売された経緯がある。本DVDは、ラ
インコミュニケーションズ盤の廉価盤。マスターには、(2007年エスピーオー盤と2012年ラ
インコミュニケーションズ盤と同一の)伊B.R.C. Produzione Filmの正規マスターを使用。エルディが発売、ラ
インコミュニケーションズが販売を担当することで実現した500円という価格は、映画ファンには嬉しいかぎり。
一応、それなりにレストアはされているようだが、全編通して、シャープさに欠け、パラ(細かいキズ)、薄い縦キズなどが目立つ画質。カラーも褪色気味で、カラコレ(色補正)が一貫していない印象だ。ただ、これはテレシネした原版素材の状態に起因するのだろう(35mmオリジナル・ネガ、マスター・ポジ、上映
プリントのどれからテレシネしたのかは不明だが…)。音声は、モノラル
イタリア語と
英語が収録。どちらも、大きな問題はない。残念ながら、日本語吹替え、ネロのインタビューは未収録。
特典には、アメリカ公開版予告編が収録(スクイーズ、2分43秒)。チャプター分けもされており、日本語字幕のON/OFF可。
パッケージ裏には、収録時間が「89分」と記されているが、NTSCマスターを使用しているので、実際には、きちんとフィルム尺の93分で収録されているのでご安心を。
すでに、2007年エスピーオー盤、2012年ラ
インコミュニケーションズ盤を持っている方には全く不要だが、とりあえず作品を観てみたいという方は、迷うことなく購入すべき1枚だ。コスト・パフォーマンスの点から星5つ。
ディズニー映画は、感動できるものが多いのですが、この作品は今までで1番心に残っています!!ラストのシーンがとってもよかったです!!子供から大人まで、誰でも楽しめる映画だと思うのでオススメです。