原作(「虚栄の市」)を知っている人にはものたりないと思います。
長い小説を二時間ちょっとでまとめるのは無理というものであまりにも割愛された場面が多いのが残念ですし、小説の醍醐味である人物描写が希薄になってしまいました。
しかし、小説とは別に映画としてみればそれはそれで面白い作品といえます。
映像や衣装などもとても綺麗です。
とにかくベッキー(リーズ・ウィザースプーン)がキュートです。
お友達にはなりたくないタイプかもしれませんが、機知にとんだ会話や、思いきった行動然る事、粋な着こなしそして周りを虜にしてしまう笑顔、魅力的でした。
野心満々で
アルゼンチンのエビータのようでもありながら、少し山内一豊の妻のような賢妻の面もあり、逞しさはスカーレットオハラを彷彿させ、なかなか面白い女性として描かれています。
邦題のセンスは悪いですね。「Vanity Fair」のままでよかったのではないでしょうか?
ピアノやギターの美しい旋律とポップさ!
何かこう「じわじわ、さわさわ、そわそわ、ざわざわ」っと静かに力や想いが
湧き上がる曲がめじろ押しのサントラアルバム。
なんといっても「
うる星やつら」の天才、小林泉美と
「エヴァンゲリオン主題歌」の高橋洋子につきる。
(決してアニメチックではなく、大人っぽい)
参加作家:
ピカソ、並河祥太、RABBIT(ラビット)、デイト・オブ・バース
1.ささやく声(小林泉美)
凛とした美しいピアノ曲。それでいて途中ではいるスキャットが物憂げで
3.KISS(小林泉美)
コンガのパーカッションは女性が健気に行動する様が思い浮かび元気が出ます
4.Pillow March(嘉多山信)
木漏れ日のようなマーチ。回想や青春期を思い起こす
6.Work&Walk(小林泉美)
ジャズっぽいヒップホップ。密かに闘志が湧いて来るようなドラムンベース。
ニューヨークを闊歩。ラップのような男性と女性の歌も入る、
多様な要素が入り混じり突き進む感じ。
1分18秒からが好き。ギターやピアノも入る。SFにも使えるぞ。
8.みててね(小林泉美)
モヤモヤ、グニャグニャした思考に陥って、床から体が浮いちゃってる。
または高熱あるのに彼氏の家に会いに行こうとする女性のような。
10.もう一度逢いたくて(並河祥太)
高橋洋子さんの歌が秀逸。せつない会いたいソング。名曲!
11.ウルトラ7th(嘉多山信)
なんという疾走感。アコギとエレキの追いかけっこ、粋だねぇ。
12.見えない声
1.「ささやく声」のアレンジ。
ピカソの男性ボーカルが参加してて良いです。
石田ひかり主演のテレビドラマ「悪女わる」のサントラ
ネット検索すると結構このサウンドトラック達は人々の印象に
残ってるようだが、今は気軽にテレビで使えないのかな?
いや~これは僕が初めて買ったCDで思い出深いですね~
この頃はまだ小学生で音楽には興味無かったのですが、何処かでこの歌
を聞いてすごく気に入って、
お小遣いはたいて買っていましたよ(^_^)v
小学生にはちょっと高かったですが、音楽に興味の無かった子供も虜にしてしまう中島
みゆきさんは凄いですね~!(∵)