誰が考えたのかまさにぴったりの形容と言えるでしょう。
ジャズ、カントリー、ソウル、ゴスペル、フォーク、全ての音楽がここにありますが全てにふりかけられているのはブルース、それも古いスタイルのブルースのエッセンスです。
ジャズミュージシャンを起用し洗練された都会的な演奏なのに
ミシシッピデルタの香りがします。彼女の歌も素晴らしいですが彼女のアコースティックギターは全く絶品です。しなやかで美しく可憐なブルースとでも言えばいいのでしょうか。ボニー・レイットやロリー・ブロックが再現型なのに対し、独創的な演奏でまさに妖精がブルースを奏でています。こんなギター普通考えつきません。またジェシー・フラーのサンフランシスコ・ベイ・ブルースをこんな風な
ジャズスタンダードにアレンジしベースとのデュオで演奏するとはまさに天才です。このアコースティックな路線でもっともっと作品を出して欲しかったと思います。