「頭の良さ」は曖昧な概念で、知能テストでだけ計れるものではない。本書は、人の「頭の良さ」を認知特性別に六つのタイプに分けられるとの仮説をたて、タイプわけのテストや、特徴の解説をした本。
六つとは 視覚優位者・写真(カメラアイ)タイプ 視覚優位者・三次元映像タイプ 言語優位者・言語映像タイプ 言語優位者・言語抽象タイプ 聴覚優位者・聴覚言語タイプ 聴覚優位者・聴覚&音タイプ 視覚・言語・聴覚の三つにわけた上で、それぞれを二分する。
人にはこのような認知特性があって、自分の特性を知りその特性に見合った職業に就くのが望ましい。特に、複数の特性を兼ね持つ人は有能である。また、認知特性は訓練することが可能である。というのが著者の主張。
人が社会生活を営む上で視覚と聴覚が重要なのは間違いないだろう。それは、言語を中心とする記号は視覚と聴覚でやりとりされているからだ。味覚などの他の感覚は、人生の喜びにおいては重要かもしれないが、記号化されていないのでコミュニケーションの道具としては役に立たない。それで、この著者もその他の感覚に秀でている人を例外的特性としているのだろう。
しかし、この分類の仕方は、著者の小児科医としての経験に基づく分類だろうが、いくらか恣意的な感じがする。多くの場面で重要になる特性を挙げたのかもしれないが、たとえば視覚に関しても映像記憶力や空間把握力だけではなく、動体視力や色の敏感さ、ゆっくりした動きを感じる、人の表情を読む力など、人の知的活動に重要な能力は無数にある。特定の課題を遂行するためには、それらの能力にかかわる「才能」が大きく寄与する。
それに、視覚や聴覚のような基礎的感覚と言語という次元の違うものを同列に並べられるのだろうか。通常、我われが「頭がいい」と感じる人は言語や数式などの記号を処理する力の強い人だ。感覚に密接にかかわる認知能力が強力な人は、その分野の「有能な人物」で、さらに言葉にして人に伝えられる人を「頭がいい」と言う事が多い。
人間の能力は多面的で、知能テストで計れるものだけではない、というのは賛成できるが、様々な分野での「有能さ」をむりに「頭の良さ」という必要はないのではないかと感じた。
大変参考になりました。私は3D映像と言語抽象半々でした。これは自分でも納得。 著者はADD傾向のある人に見えました。
|
|
|
★人気動画★
となグラ!OP (720p HD)
渡辺たかおの応援をするケーシー高峰師匠
チャイコフスキー 交響曲第6番 《悲愴》 第1楽章
母は本当の箱入りお嬢さま 朝丘雪路が親子でトーク
でたとこプリンセス(Deta toko princess)OP
バレベルの塔 オール阪神 自称釣り賢者 Lv3
アットホーム・ダッド At home dad episode 10 1
Techno Electronic music 蜜の森 The Flore, she are dream nuts.
|
|