環境家計簿をつけてみたいが、何だか面倒臭そうだ。子ども用ならば、ものぐさな私でも簡単にできるんじゃないだろうか…。そう思ってこの本を買いました。本書で紹介されている環境家計簿は、電気、
水道、ガソリン、ペットボトル、食品トレーなど12項目の利用量を毎月記録するだけのシンプルな表になっています。各項目の利用量を二酸化炭素排出量に換算する係数が付記されていて、二酸化炭素排出量を毎月算出し、比較していけば抑制効果が分かります。初心者はこれで十分です。照明やテレビのつけっぱなしや、
水道の出しっぱなしなどをチェックする生活点検表もあり、親子で取り組むのにとても便利です。
本書の冒頭ではオゾン層破壊や温暖化、ごみ問題、酸性雨、ダイオキシンなど、地球環境保全に関わる問題を概説しており、環境家計簿をつける意義を子どもにも分かりやすく伝えることができます。
5年ほど前に環境家計簿をつけ始めました。環境家計簿は、主に家庭における二酸化炭素排出量を計算することで、家庭生活がどれほど環境へ負荷を与えているかを見るものです。この本は少し古いものですが、電気、ガス、水、ゴミ、買い物、乗り物等に関する環境家計簿の基本的な事柄は網羅されていると思います。
私は、家庭での二酸化炭素排出量を計算し、CO2オフセット商品を購入して
風力発電所の建設プロジェクトにお金をまわしています。現在、原子力発電所の問題がいろいろ問われていますが、
自然エネルギーを利用した発電へのファンドがもっとたくさんできればいいのになと思いながら、この本を参考にして、環境に負荷の少ない暮らしを目指しています。