基板自体はモノラルだったが、CD化に際してはかなり手が加えられている。特にエイリアン・ステージのパンニングやエコーは、スケールの大きな洞窟の雰囲気が原曲より良く出ている。前の曲からのノリを崩さないためなのか、曲と曲との間が弱冠被っている箇所もあるが、これはこれで工夫の跡が忍ばれる。テンポの良い曲が多い中、モアイとラスボスだけ変に浮いているが、しかしそのような曲もあってこそ、高速
スクロールやエンディングが盛り上がるのだろう。沙羅曼蛇ボスから中間要塞までの4連コンボは、「耐えに耐え最後の5分で大反撃」をそのまま曲にしたようなドラマチカ。最新作であるVの曲の評価は二分されたグラディウスシリーズだが、このCDを聴けば、当時のコナミはまだまだこんなものではなかったと改めて思い知るだろう。同
タイトルは、他にもキングレコードから何枚か出たが2ループも入っておらず、ゲーム音楽をデータとしか思ってない編集ぶりに呆れる。よって
データベースとしてでなくグラIIの曲を聴くなら本作をお勧めしたい。あと、褒めちぎったので難を挙げると、アレンジが4曲目以降退屈ではある。
業務用は相当な名作でその移植版。かなりの再現度でよく遊びました。オリジナルのデモや音楽も出来が良く、格好良かったです。コナミのPCエンジンCDのゲームはどれも出来が良くファンを喜ばせましたね。