東宝争議をきっかけに企業枠にとらわれない戦後独立プロ運動が始まりました。そのリーダーが山本薩夫、今井正、亀井文夫監督らでした。野間宏原作の「真空地帯」1952年は山本薩夫監督の最高傑作の一本。こんな強烈な反戦映画はほかにありません。ロケは当時まだあった千葉県佐倉聯隊あと。自伝によると、ここは山本薩夫氏が実際に入隊していたところだそうです。また、当時東大映画研究会在籍していた山田洋次監督のインタビューもうれしい特典です。順次独立プロの名作群が再販されるそうで、全部そろえたいと思います。
確か小学生の頃、初めて作ったプラモデルは「
宇宙戦艦ヤマト」だった。
船体パーツの合いが悪かったり船底が赤くなかったりという悪い記憶も多々あった。
それから30数年ぶりに作ったヤマト。いやいや・・・「スゴイ」の一言である。
全体のボリューム感やパルスレーザーや艦橋、主砲などの細かいディティールは言うに及ばず。
しかし、このキットの最も凄いところは船体の曲面の美しさだと思う。
直線的な武装と船が持つ独特な曲線美が見事にマッチしている。
完成品をまじまじと見ると、子供の頃に感動したヤマトの活躍が脳裏に蘇ること間違いなし!
初代作のイメージを基調にまとめているのも、古くからのヤマトファンには嬉しい限りである。
ボリュームの割には組み立てやすい構成だが「
ピンセットで組めってか?」というぐらい細かいところも。
素組派でも充分な満腹感が得られるはず。値段に見合う価値は充分にある。