贋作は私が初めて観に行った野田作品です。毬谷友子さん演じる夜長姫の無邪気さと、同居する紙一重の残酷さ。野田さん演じる耳男の純粋さと辛さ。胸を打つものがあり、終演後も涙が止まりませんでした。あれから十年以上たつのでしょうか?その後も色々な方の舞台を観てきておりますが、常に心の中に強く残っている作品です。ゼンダ城は考えさせられる事の多い作品です。終演後に友達と喫茶店で何時間も意見を交わした記憶があります。他の作品はビデオで購入して拝見しておりますが、総合してこの価格でこれだけの作品を観ることが出来るのはものすごくお徳だと思います。(私は劣化のないDVDで買い直しです・笑)
小劇場で上演されることを前提に書かれている本作
収納の三つの戯曲。
どの作品も内容が濃く、登場人物が魅力的です。
やはり野田さんの描く女性は強くパワーがあり、それでいて可愛らしいので、どうしてこんなに女性を描くのが上手いんだろう!!と感嘆してしまいました。