最初もえは友だち思いの過ぎる、少し理解のしがたいキャラクターでした。一方で自分には見合わないほどのルックスの友だちを得た英子の考えは理解しやすく、共感しやすい。一話は高校時代において恋愛が最も重要なファクターなのか、友情は恋愛より下なのかということを簡潔に描いています。 それは二話からも同様で、高校生のそれぞれの友情が描かれていきます。その中でもえは表情豊かに、次第にコミカルなキャラクターに変容していきます。一方、英子はむしろヒーロー性を帯びていきます。 高校時代は、いつも恋愛が取り沙汰されながら、その大半は気の置けない友だちとの時間です。最終話でのもえは一話とは違い、まさに高校生の等身大のように見えます。女同士の友情、男同士の友情、そして異性間の友情。読み終えてみると、一貫して友だちの話であったことが分かります。オススメです。
キュンキュンしすぎて呼吸が苦しくなりました! あいじ先生の絵はとても繊細で丁寧で・・・ 一つ一つの動作や表情が素敵です* 続きが気になります♪
授業中や休み時間の教室の空気、友達と歩いた廊下、登下校で毎日のように歩いた道、恋をした時のドキドキやキラキラ、色んなものがよみがえってきました。 全体的に少し地味と言えば地味だけど、現実の高校生活ってこんなだったなぁって、読んでて無性に高校生に戻りたくなりました。
|