これまでの著書はいわゆる“オカルト”が中心で、
信ぴょう性に欠ける部分が大半だったことは周知の事実。
でも今回は「ドンキホーテの
パチンコ経済学」と位置付け、
ホール経営の舞台裏を明るく詳しくぶっちゃけています。
個人的に興味深かったのが「グランドオープンが期待できなくなった理由」。
なるほど、それだけ諸経費がかかればと納得しました。
本書自体にいわゆる必勝要素、攻略要素は皆無ですが、
現代の
パチンコ事情を理解して、
過度な投資を控えるなど自制を促すきっかけにはなるのではないでしょうか?
個人的には「1ぱち」ユーザーにも読んでほしいです。
……あぁ、こういうカラクリになっていたのか、と冷静になれるかも。
ちなみに「スマホ動画」の企画がイマイチだったので星をひとつ減らしました。
冬美さんのカバーでもなく演歌でもないアルバム。
全曲オリジナルで今の冬美さんのために書き下ろされた楽曲ばかり。
どんな歌でも歌いこなす冬美さんだからこそ、コンセプトなきベスト盤やシングルを集めて2〜3曲追加するようなアルバムだと曲調や雰囲気がバラバラになり、アルバムとしては聴きにくいこともありますが、この「愛してる・・・」はラブソングというコンセプトで今現在の冬美さんのために作られた楽曲ばかりなので全曲アルバム順に聴き込んでも全く違和感もなく気持ちよく世界観に浸れます。
演歌歌手としても、大ヒット歌手としても、すでにイメージが出来上がっているはずの26年目にして、歌い方もビジュアルも新鮮なアルバムを製作してくれたことに大感謝です。
今までにないジャンルなので表現のしようがありませんが、心地いい何度でも聴いていたい大人の癒し。を感じました。
シングル曲の「こころが」「人時」もステキですが、ぜひアルバムで全曲聴いてほしい作品です。
ブックレットには
ジャケットにはない表情やスタイルの冬美さんもあり、丁寧に愛を込めて作られた名盤だと感じました。
また君ブームの前に発売された「名作歌つづり」では、日本を代表する文学作品を演歌で表現していますが、こちらと聴き比べていただければ「坂本冬美」が何故26年もヒットしつづける歌手なのか、その幅広い才能とチャレンジ精神と努力を感じていただけるのではないでしょうか。