新しく出た、リベレートミッション。
これはなかなか頭を使います。
どのナビをどう動かし、どこを攻撃するか。
いろいろ考えさせられます。
ロックマン以外のナビをつかえるというのも楽しかったです。
あと、これもまた前作にはなかったカオスユニゾン!!
ダークチップをHPを減らさず使えるようになりました。
始めてやる人にもけっこうわかりやすい説明があるので、
初心者にもプレーの仕方がだいたいはわかると思うのですが、
ロックマンエグゼ2からのナビがけっこう入っていて、
ロックマンエグゼシリーズを5から始めた人は
話を聞いていて少しわかりづらいかなとおもいます。
というわけで星4つです。
過去の同種のムック本と比較すると、イラスト収録数、
製作者のコメント数は間違いなく最多です。
15周年の際に出版された「ロックマンパーフェクトメモリーズ」とは
比べることすらおこがましいと言えます。(笑)
この本の良いところとしては、まず
スタッフのコメントが挙げられます。
作品ごとに
スタッフコメントが付いている為、ファンの間で名作、駄作と呼ばれているソフトに対する製作側の人間の当時の思惑を窺い知ることができます。
特に奇作・怪作と名高い?「ワールド2」や、
出来の悪さや作品としての迷走具合から非難されることの多い後期Xシリーズについての稲船氏のコメントは必見です。
イラストについても各作品のメインイラストから、宣伝用イラスト、カプコン会報用のイラスト、そして設定画までありとあらゆる資料が掲載されています。
その上、何と稲船氏のラフデザイン集も収録されています!これは特に読み応えがありました。
悪かった点としては、一部イラストが見辛い程に小さすぎること。
ページ数の関係か、存在すると思われる設定画が収録されていないこと。
この2点です。
中でも「ロックマンXメガミッション」というカードダスで展開された作品について、殆ど触れられていないことは残念でなりません。
ここまで感想をつらつらと書き連ねてきましたが、
レビューの書き出しに書いた通り、今までのロックマンのムック本とは
比較にならないボリュームです。値段相応の価値は確実にあります。
ファンなら買っても損はしない・・・
というよりは、むしろロックマンファン必携のムック本ですね。
個人的にはコミックボンボンでロックマンシリーズの漫画を執筆されていた
池原しげと先生のコメントが見られたことが一番嬉しかったです。
ロックマン7以降の池原先生の作品は拝見したことがないのですが、
まだまだお元気のようで。安心しました。