催眠術・心理学の初歩的な知識が紹介されています。
これを読むだけでDaiGoさんのようにはなれません。もっと深い知識が必要でしょう。
この本の広告がちょっと誇大広告気味なので期待して読むと物足りなさと多少の残念感が残りますが、マジックを趣味にしている人などは参考になる本だと思いました。

刑事物が好き＋海外ドラマ好きの方にはこれ以上の物は無いのではないでしょうか。
メンタリストという言葉からDaiGoさんを思い出す方も居ると思いますが、基本的には同じことをしています。
一時テレビでDaiGoさんが一部種明かしをしていたのを観た方や心理学関係に詳しい方だとある程度仕掛けが分かります。
全ての部分がメンタリズムの理屈にかなっているかは分かりませんが、超能力でも霊感でも脚本家の怠慢でもありません。
純粋な科学的、心理学的なアプローチで捜査をしている所にストーリーとは違う面白さがあると思います。
また、この様なアプローチでは観察力、洞察力が求められますが、TVドラマらしく何を観察しているのかをきちんと提示してくれています。
それが視聴者にとって分かりやすいかは分かりませんが、納得がいかない難解なヒントではなく、何に着目をしているかを知りながらストーリーを追うことが出来ます。
毎回、話のテンポも良く、従来の刑事物とは違うスリリングな展開も魅力で、１話目を観れば十分に伝わることですのでとにかく観てみることをお勧めします。
数話見続けていくと１話目では分かりにくかった登場人物の過去やキャラクター、関係性が理解できてくるので更に面白くなってきます。
こういった所は話数に余裕のある海外ドラマの魅力ですね。

ただ、個人的に残念なのが、DVDやブルーレイのセル版です。最近は１シーズン丸ごとセットになっているものが安く売られるのが主流ですが、
メンタリストはなかなか安くなりません。この１−１、１−２をそれぞれ買う方が安いです。
とても面白い作品ですので、出来ればブルーレイのセットを他の作品と同様に５０００円前後で出してもらえるとシーズン１以降も気軽に購入できて嬉しいです。

面白く読めましたし、仕事にも使えそうです。悪用せず、心がともなうことが大事かと。

メインタイトルの「千回のゴール」はミディアムテンポのバラードよりの曲ですね。元クリスタルキングの田中雅之さんとのユニゾンで歌われています。ポップでキャッチなサビ、どこかもの悲しい中から、しかし希望がわき出てくるような曲です。
「アウトカム」はTENGUY主演の映画メンタリスト響翔のテーマソングで、壮大な人生をテーマにした曲。
「消せない愛」はTENGUY主演、監督作品であるメンタリスト響翔２のテーマソング、涙を誘うバラード曲ですね。
消せない愛は本人談ですが、亡き父親をイメージして作詞をしたそうです。だれでも身近で大切な人が亡くなった事があると思うのですが、その人への愛をテーマに作詞しましたと。

三曲とも、どの曲がメイン曲でもおかしくないクオリティです。

非常によい買い物をしました。この価格で楽しませてもらってたいへんありがたかったです。