編者の佐藤学氏が、「はじめに」で、“本書が探究し叙述しているアートは・・・(中略)「生きる技法」と言い換えてもよい。”と述べているように、アート教育が広義な視点から解説されており、興味深いです。
美術の分野だけではなく、音楽や演劇、民俗芸能、スポーツなどもアートとしてとらえられ、それらを通した子どもの育ちが様々な例で紹介されています。
アート教育の分野に携わる方は、ぜひ一読されることをお勧めします。
御案内させていただきます。コンセプトは「さわやかさん」。ひたすらクリスタルなサウンド構築に徹する。そのへんが「好き嫌いの分かれる部分」だろう。かなりうそっぽいこのような「人工的なブリリアントさ加減」は個人的には大嫌いなパターン。でだ、ボーカリスト自身の表現力はどうかと言えば=それが普通じゃんね。高音部を聞かせる=つまりエアサプライみたいなクリストファークロスみたいなサウンドになるのはいたしかたなかろう。アレンジのあげぞこ効果がなければ「撃沈」しているであろうアルバム。アレンジが「しゃしゃりでてくる頻度がかなり高く」、いったいアレンジを聞かされているのだか歌のほうを聴かされているのだか「わかんなくなることが多い」。参加ギタリストが自己アピールしたいのはよおおおおおくわかるが、果たしてこのボーカリストをうまくプロデュースできているかは「はなはだ疑問」。トトライクなアレンジなど、「手垢のついた」ふるい手法しか展望はなく、このボーカリストでしか表現できない世界はまったく見えず残念。ステレオタイプというわなに見事はまった音楽。差別化が行われておらず、アレンジが「暴走してて目立ち過ぎな典型的なサンプル」。トトと同じような犯罪といえるかも。
つまりは「バックミュージシャンたちによるオーバープロデュースということ」。最後まで聞けません、ごめん。 (2点)