歌唱力に定評のある彼女が、クラシック音楽に声楽の手法をもって、見事に歌いこなした!と思いました。声には、心身のコンディションが表れるもの。のびやかで、つやがあって、いつも通りの温かさがあって、いい人生を生きているんだろうな、と励まされる思いがします。ずっと続けているらしい声楽のボイスト
レーニングに、さらに磨きをかけた歌声、聴いたらびっくりしますよ。
私と1ヶ月違いの同年代の森山良子さん。55歳、60歳、65歳のコンサートを聴いているがその衰えを知らない歌唱力には敬意を表する。このDVDでは涙そうそうからリクエスト曲全てがとても素晴らしい。特に”30年を二時間半で”は身につまされる物を感じる。”結婚していたかもしれない””別れた理由が分からない”は過去を暖かくretrospectiveできる点でとても素晴らしい。
何がいいって、広石さん(UP-BEAT)の学ラン姿。とっくに学生ではない年令なのに、まったく違和感無しです。音楽やってる時とは違う顔が見られます。これがまたかっこいいです。この浅井君という役は、広石さん本人と重なるところがあるなあ、と思うのは私だけかなぁ。
他にも、いろんなミュージシャンの皆さんが出ています。今は亡き、宮城宗典くん(ヒルビリーバップス)の元気な姿も...。私の個人的な感想として、お話自体はあんまり好きではないけど、出演者の方々を見てるのは楽しいと思いました。80年代のバンド好きの方は、絶対なつかしくなるはず!