![]() 人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出 (文春新書) |
時間、モノ、カネはトレードオフ。
モノ、カネ以上に大切な「自分時間」を最大化するための方策を紹介する。 時間というものを、カネやモノと同じように計測し、比較できるようにした「ポートフォリオ」の発想が斬新で、面白い。 僕たちは、カネやモノを得るために、いつも身を粉にして働き、貴重な「自分時間」を「他人時間」(他人のために働く拘束時間)に変換し、豊かになった気でいる。 それは、今まで、時間というものを「無形資産」として定量化してカネやモノとのバランスを量ってこなかったから言えることなのだ。「自分時間」といえるものは、本書に記載のとおり計算してみるとわかるが、サラリーマンの場合特に少ない。これで本当に豊かと言えるのか?漠然と感じていた不安が定量化できることのメリットは大きい。 本書では、いかに自分時間を増やしていくか、というノウハウも紹介している。ただし、最終的に「何のために自分時間を増やすのか」という点がはっきりしていないと、単なる暇な貧乏人(?)になってしまう。 その点、同時期に読んだ「働かないって、ワクワクしない?」という本が参考になる。併せ読むことをお勧めしたい。 |
![]() 難にありて人を切らず―快商・出光佐三の生涯 |
私の昨年の読んだ本の中で、年間読書大賞はこれです。
友人に出光OBが居て、創業者のお話を聞き、また、たまたま郷土が同じ福岡県と言うことでこの本を手にしましたが、本当に素晴らしかった。 敗戦後の日本にこのような人物がいたことは感動的ですらあります。 イランから日章丸を使い石油を運んだエピソードでは感動で涙が止まりませんでした。 米国的資本主義の行き過ぎなどと言われ、では日本的経営とは? との話題が頻出していますが、出光的経営は大変お手本になるとおもいます。この本を読んだ後に、ちょうどホリエモン逮捕の事件があり、なんともタイミングの良い話題だと思いました。 大企業に就職して、安定はしているものの、本当の働くことの喜びをしらない方、 マネージャーとして部下を引っ張ってゆく立場の方、 皆さんに是非読んで欲しいです。 出光佐三。もっとスポットライトを浴びて良い人物だと思います。 |
![]() 誠心誠意、嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉 |
戦後の政界は55年体制の歴史と言えるかと思います。三木武吉という人は、その中心であり続けた「自由民主党を創った人」と言っていいのではないでしょうか。彼は保守合同を成し遂げた後亡くなってしまいました。本書は、彼の生い立ちから亡くなるまでの経歴を、多彩な人間関係や事件、エピソードとともに構成されています。 あまり知られない人物かも知れませんが、「現代にはいそうにもない人だ、昔はこういう人がいたのだ」と思わせるほどの興味深い記述も多々あります。個人的には「早稲田学生時代に、山県有朋邸の前で連日藩閥政治の非難を話題に演説の練習をした」「対米開戦前に東条英機にそれを諫めたこと。聞き入れられないと、板垣征四郎に忠告しに南京まで行った」ことなどに驚きました。容易に想像ができますが、命がけの行為であったはずです。一般的には「策士・謀略の将」とのイメージが大きいでしょう。私もそうだったのですが、この一冊で印象が大きく変わりました。 所々に作者の主観も混じっていますが、それでも三木武吉という人物を知るための良い手がかりとなると思います。ページ数も手ごろでテンポ良く一気に読むことができました。手にとってみてはいかがでしょうか。 |
MV --- 《中國有我》
人気動画
|
Loading...
|


