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DRAMA!
みゆきさんの新作アルバムを手にとって、ひとたび音を出す度に違う歌詞に聞こえてくる。
本当の言葉の職人。
言葉では言いにくい良さがある。
是非聴いて欲しいと。

 

愛だけを残せ
歌唱、アレンジともに少しうるさ過ぎる気がします。


中島さんは色々と考えてこの歌唱を選んだんだと思いますが、ちょっと耳障りです…

瀬尾さんのアレンジは、お得意の転調で曲を盛り上げていますが、ちょっとあからさまにやり過ぎてる感じがしました。コンサートなどで生で演奏されたらそれはもう最高に盛り上がりそうですが、CDで何度も聴くとなると少し暑苦しいです…


とは言え、歌詞はやっぱり良いなと思ったし、最後の合唱(?)にはグッと来ました。全てにおいて失敗してるわけじゃないので、☆は3つにしました。多分コンサートで聴いたら☆10個はいくでしょう。すごく良い歌ですから。


ちなみにカップリングの「闘りゃんせ」は、私は好きじゃないですが(笑)、パワフルでコッテコテな曲です。

 

帰れない者たちへ
 好きなミュージシャンのカテゴリーは、年齢を経ても変わらないようだ。昔、ニューミュージックを好んでた人がJ−POPにはまるのは、結構難しいと思う。カラオケで歌う曲も概ねそうであろう。
 ご承知のように、この曲はテレビ「けものみち」のエンディングに流れており、ストーリーの何ともいえない荒涼なイメージとあいまって、印象に強く残る。しかし同時に、倖田來未に乗れない、悲しい40代・50代の心に強く響いてくる。久しぶりにシングルCDを買おうと思った。

 

松本清張スペシャル 指 [DVD]
注目なのはやはり、後藤真希のベットシーン。
萬田久子と高岡早紀と絡み合う姿は興奮ものです。
萬田に胸を無理やり揉まされさたり、キスで攻められたり、されるがままだったごっちんが、
女を覚え、今度は高岡早紀を攻めていくほどエロく成長していきます。
番宣で流れた胸を攻められるシーンですが、テレビ放送時カットされてたのでDVD収録には期待してたのにこちらもカット。
良いシーンだけに残念だ。
色んな見方が出来るのでファンなら持っておくべき。

 

天城越え [DVD]
三村監督田中優子版「天城越え」と比較すると、こちらのほうがわかりやすい。殺人の動機も筋も設定も場面の流れもすべてがわかりやすい。
だけど、だけど、だからこそ三村版の「天城越え」がもっていた強烈なパワーがない!。比較しちゃかわいそうだけどね。佳作。

 

生誕100年記念 松本清張ドラマスペシャル 「書道教授」 [DVD]
二時間ドラマやサスペンスの帝王が、またもや熱演だ。 外科医、鳩村周五郎は緊迫感があり、また違う一面もある。火災調査官、紅蓮次郎のキャラも好きだな。彼の筋の通った正義感に、いつも圧倒される。俺は若い頃は、こういったドラマというものは、ほとんど観てなかったのだが何となく再放送やら何やと船越もんは最近、観ているが、こんな船越は見た事がない。最近、私生活でも不幸が、あったドラマ同様、波乱万丈の人生だ。そんな彼の熱演に息を呑んだ。追い込まれる側の立場だ。二時間ドラマは、けっこう気楽に観れる作品が多いのだが松本清張は、そうはいかない泥沼劇。 何を観てもハズれる事のない船越主演もんは、これからも楽しませてくれるだろう。

 

日本の黒い霧〈上〉 (文春文庫)
実は松本清張の本を読んだのはこれが初めてだった。通俗的なミステリー作家だと思っていたのだが、いい意味で裏切られた感がある。本書は占領時代の日本で発生した幾多の怪事件を取り上げ、その真相について推理を行っている。ミステリー作家ならではの手堅い名推理に満ちており、この作家の思考力と知識量に驚かされた。当時のGHQ内のG2とGSの対立や、形成されつつある冷戦という安全保障環境、日本で活動する米国の情報機関、GHQによって利用された戦前の日本の遺産というものを完全に理解した上で本書は書かれている。筆者の取材力は見事の一言に尽きる。

私は占領時代の日本についてほとんど知識を持ち合わせていなかったので、本書から多くを学ぶことができた。GHQがどのような存在だったのか、米国によって占領されているということがどのようなものなのかを示すエピソードが本書には満載である。本書は実際に発生した事件を基にした推理小説としても楽しめるほか、歴史物としても楽しめる希有な書物だと思う。

 

日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)
本巻で取り上げられている事件はどれも戦後日本においてのみ完結できるものではなく、戦前の日本人の活動、GHQ、さらには中国やソ連と密接に関係しているものばかりであり、その霧の黒さ故にある種のロマンをかきたてる。しかし、戦後日本に発生したこれら怪事件にこれらの要素が絡んでいるのを指摘したのは筆者の推理力と胆力の賜物であり、これぞ言論人の仕事なのだろう。

個人的には、戦前戦中に日本人が中国で行った両極端の行為が戦後の事件に影響を及ぼしているという視点が面白かった。すなわち、731部隊で生物・化学兵器の人体実験を行った関係者の関与が考えられる帝銀事件や、逆に戦前戦中に中国や米国のスパイとして中国で活動した左翼が拉致監禁された鹿地事件である。特に後者は戦後日本におけるソ連のスパイ活動の手口が詳細に描かれており、インテリジェンスに関心がある方にとっては必読の箇所となっている。

 

点と線 (新潮文庫)
書かれた時期相応の古めかしさはあるものの、
読者に物語を「食わそう」とする誠意が感じられて、非常に読み心地が良い。超読み易い。

清張漁史の風貌には似ても似つかぬ(失礼!)ような良文であった。
純文学系作家の悪習である、難しい言葉で頁を埋めようとする傾向は微塵もない。
珍奇を衒う気が全く感じられず、読み手を引き摺り込むことを第一とした文章は、
個人的に美文ではなく良文と呼びたい。

物語がほぼ捜査する側の世界に終始しており、
物的証拠もかなり限られたものしか見出せなかったのはやや残念か。
まあ、証拠のことは作者自身も物語内で明確に指摘している訳ではあるが。
つまるところは亮子さんの趣味が個性的で、斬新かつ優雅であったのだ。

なお、鳥飼刑事の手紙に出てきた、
『この男の犯行に間違いないと信じたら、二押しも三押しもすることでございます。』
という文句はちょっと……警察のこういう思いが虚偽自白を誘発し、冤罪を生むのでは?という気もした。



余談ながら、平野謙氏のあとがきも面白い。

平野氏曰く、
『島崎藤村なら、わが運命のつたなさに涕くというようなポーズで、読者の同情を集めるところを、
わが松本清張はそんな被害者意識の私小説などに甘ったれないで、いわば犯罪小説すれすれのところまで、
主人公たちを居直らせたり、彼らの人間的呪詛を不合理な社会全体の仕組みのなかに普遍化したりするのである。』
と。

清張漁史と同年生まれの某作家を指しているように聞こえるのは私だけだろうか。平野氏の意図はいざ知らず。

 

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