ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム
小出早織さんの唄う【ケータイ刑事】は、小出さんの甘く優しい声とポップな曲調で素晴らしい完成度を誇る。
小出さんやケータイ刑事のファンならずとも、繰り返される『デカ!デカ!』のフレーズを頭の中でリピートしてしまうだろう。
そして松崎しげるさんの【カンのメモリー】はとにかく笑える歌詞で素敵です。
もちろん松崎さんのボーカリストとしての力量があればこそですが…。
ケータイ刑事ファンならこの二曲が収録されているサントラは是非とも手に入れておくべきだと思います。
Funk of Ages
2ndソロアルバムです。
今回はファンク作品中心です。
ゲストも豪華だ!
クレジット見てビビるなよ!
何曲かで、あのキース・リチャーズがギタリストとして参加してるよ。
さらにはハービー・ハンコック、ブーツィー・コリンズ、メイシオ・パーカーなんていう大物達も参加。
3曲目、Funk-A-Hall-Licksなんて、こういう豪華ゲストが一同に集まって演奏してます。
よくよく考えると、ブーツィーのネチっこいベースの上でバーニーやハービーのキーボードが暴れ、その上でメイシオ・パーカーとキース・リチャーズが掛け合いをしているという、とんでもない曲になってます。
また、2曲目のB.W.Jamは、P-FUNK好きならニヤニヤ笑いが止まらぬ作品。
随所に聴いたことがあるフレーズがちりばめられているので、ボクなんか嬉しくてしょうがないのですな。
あと、11曲目、At Mos'Spheresは、ほとんどバーニーのオルガンソロ演奏によるバロック音楽的作品です。
こういうのを入れておきたくてしょうがなかったんでしょうねえ。
全体を通して言えることは、大物ゲストすら自らの音楽を作る為のパーツとして扱って、決して大物達に喰われたりはしていないってことです。
完全にバーニー・ウォーレルの世界感は崩れていないですね。
FUNK好きな人は、押さえておいて決して損のないアルバムです。
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2
2006年のTV放送時には前シリーズまでのキャストを一新するなどしたため、ケータイ刑事ファンの間で様々な議論を起こした銭形雷シリーズではあったが、全体的に観れば非常に優れた作品が多いことに気が付くはずです。
特にこの2では芸達者な役者がゲストで顔を揃えているし、遊び心満載なケータイ刑事シリーズらしい脚本と演出に加えて、前作までのネタをオマージュ的に入れてあったりして、本家銭形四姉妹からのファンなら確実にクスッさせられる。
だからと言って前作までの貯金に頼るのではなく、雷からの新相棒国広富之さん演じるトミーのすっとぼけ加減が1よりもパワーアップしており、次の次女以降のシリーズでの活躍も大いに期待したくなる。
そしてなによりも主演の小出早織さんが魅せる、時にサディスティックで、時には天使のように微笑むという表情でのお芝居の幅広さには脱帽。
数々の有望な若手女優を起用している丹羽多聞アンドリウプロデューサーが、一度断られたオファーをもう一度出したのも頷ける。
それはともかく、2が全シリーズ的にも安定したBOXになっているのは間違いない。
個人的にはケータイ刑事シリーズの2007年時点の集大成だと思います。