MAGNUM MAGNUM マグナム・マグナム (日本語版)の
コンパクトバージョンですが、普通に見るならこちらで十分です。
本家を一度図書館で見ましたが、デカすぎます(笑)
様々な写真が載っている中で、私が最も気になったのは
P196にある、ルース・ギルデンの写真“ 日本 浅草”です。
ヤクザ風の男が、迫力ある顔でタバコに火を点けてもらっているのですが、
これ、作家の安部譲二さんです。
16歳から暴力団の構成員となった彼(もちろん今はカタギですが)ですが、
撮影時はもちろん足を洗っていたはずです。
ただ、外国人カメラマンが観た日本人の怖さ、不気味さ、侍魂
そんなものを一瞬感じました。
たった一枚強烈なインパクトを感じました。
写真ってのは、見る側になんらかのインパクトを与える事が出来たら
それで成功だと思います。
まさに、この写真集は成功のオンパレードなのです。
Magnum創設に携わったキャパの精神が十分に感じられます。
写真をやってる人も、そうでない人も、十分に楽しめる、そして勉強になると思います。
多くの人におすすめです。