日本の精神医療は薬物治療がメインで、精神療法が軽視させてきたという背景があります。
統合失調症の治療は、継続的な薬物療法が主たる治療法であることには違いないですが、薬がさえ出しておけば自分の仕事は成り立っていると思いこんでしまう精神科医、薬さえ飲ませておけば、良いと思うご家族は多くいます。
ぜひ、精神科医の皆さんや統合失調症の患者さんを支えるご家族に読んでほしいと思います。薬は統合失調症においても、万能ではない、生活を支える杖に過ぎないということが患者さんの言葉から少し気付くと思います。
そして、普段の接し方のヒントも隠されているとおもいます。
患者さんの声をのせているせいか、少し読みにくいので、星4つにしておきます。
統合失調症についてトータルにわたって平易に書かれておりいい読み物でした。2版改定にあたっては、「光でこころを見る」のところは、もっと新しい到達点に立った内容に補強してほしかった。
患者の家族として、家族の再発後、数日して読んだ本でした。基礎知識のない患者の家族が初めて読むには最適の本です。図や絵が多用されており、非常にわかりやすい内容になっています。現在の状況から、今後、どのように対応すればよいかまで把握することができます。
まず、統合失調症の本を1冊読みたいという方におすすめします。
|