ここまでやるかぐらいに、とにかくハチャメチャ。一度見てこの映画がいわんとしていることを理解できる人は、よほど理解力のある人かこの原作を読んだ人であろう。
ドラッグ三昧で取材のため車を走らせる男達、ジョニーデップがジャーナリスト、彼とともにドラッグを詰め込んだ車で、
ラスベガスに取材に出かける
弁護士役がベ二チオ・デルトロ。ジョニーは原作者のハンター・トンプソンになりきるため頭をそり(それも頭のてっぺん部分をはげにしている)、ベニチオはおなか周りにたっぷり肉がつくくらいに太って役作り。ジョニ-のハンターになりきった歩き方や話し方も見ものだが、ベニチオのコメディアンの素質にはびっくり。二人ともかなり化けられる俳優である。
そういった意味で、繰り返し見て楽しめる作品。