一時期はすごいはまりましたね、怖いとかって作品じゃないのですよね。
かずお作品はギャグ漫画が一番有名ですが、14歳とか洗礼とかガチで怖い作品も書くものです。

謎の爆発事故に巻き込まれて未来の世界に飛ばされた大和小学校生徒諸君。
そこは、すべてが砂漠化し、食料もないような絶望的な世界。
甲虫、ペスト、未来人の襲撃、食糧問題、そしてカニバリズムなど。

甲虫が非現実的でしたが、そのあとに生徒半分を葬り去るペストが発生するとか恐ろしい作品ですな。
何より、物語当初から食料問題に突撃してカニバリズムを行うなどね。
小学生にしたのは「大人は現実を受け入れることができない」を強調するためでしょうが、やはり永遠に理解できないでしょう。

いまだに名作と名高く、古い漫画ではそこそこ知名度のある作品ですけど、
この漫画ほど地球の未来について考えた作品はないでしょう。
しかし、いまだに人類は環境破壊や戦争に対しての考えをやめません。
この作品がいつしか現実になることもそう遠くないでしょう。

『ビデオカメラには何が写ったのか?』『幽霊屋敷』の2編からなるオムニバスアニメ。

『幽霊屋敷』は映画『ヘルナイト』の二番煎じのような気もしますが、この楳図版の方が怖いです。幽霊屋敷を探索に行く主人公と友人、更に2人加わって…。

『ビデオカメラ…』は幽霊屋敷よりは残酷描写は軽めですが嫌〜な雰囲気を醸し出してます。
自分が昨夜寝ている間に何が起こったのかをビデオカメラでタイマー撮影する主人公と彼氏。

見終わった後の後味の悪さは楳図邸の外観よりはるかに気分が悪くなります(汗)

ねがいを含め収録作品全てが初見でした。非現実的な話なのに現実にありえるような怖さは絶妙です。是非読んで感じてみて下さい。

　小奇麗に仕上がってはいるんだけど、小綺麗過ぎて楳図かずお独特の世界感がイマイチ感じられなかった。

　って言うのも、もっと、邪悪で理不尽で救いの無い世界って言うか、

絵を見るだけで胸糞悪くなる様なものが楳図かずおの世界だと思うから。

　２人の監督も優秀なのは伝わって来るんだけど、話の説明に時間をとり過ぎてる。説明、説明・・・ようやく最後にボンッって怖いシーン登場って感じ・・。　

　説明とか無しに理不尽なのが楳図ワールドなんだからさ・・・。

２つの内どっちかって言ったら「絶食」の方がなんとなく感じ出てたと思う。

2012年8月に大阪・梅田ロフトにて開催されていた
「楳図かずお恐怖マンガ展『楳恐−うめこわ−』」で発売されたポスターが、Amazonでも扱われるようになりました！

長年楳図ファンをやっておりますが、こうやって原画を使用したポスターが発売されるのは、初だと思います。
この「おろち」の絵柄は、連載時の扉絵として描かれたもので、
『おろち 1 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)』や『おろち -楳図かずおの世界-』の表紙や、
映画になった際の前売り特典グッズに使われたりと、その他にも色々と使用されている、まさしく代表的な扉絵。
実際の原稿(B4サイズくらいのもの)をB2サイズに拡大しているので、若干線のシャープさに欠けるものの、
絵自体の美しさは堪能できます。
部屋に直貼りせずにパネルに入れて飾ると凄くイイですよ！
値段も手ごろですし、同時発売された「わたしは真悟ポスター」と合わせて、ぜひお手元へ〜！