鈴木さんの人生を振り返りつつ、ジブリの歴史、そして宮崎さん、高畑さんの人となりを見事に語り尽くす内容になっています。
インタビュアーである渋谷さんの無駄なく核心を突く質問が、鈴木さんの本音を引き出し、読んでるこちらが、「えっ、ここまでしゃべっちゃって大丈夫？」と思わず心配になるぐらいの内容になっています。鈴木さんが最後に書いていますが、この企画は渋谷さんありきで始まったとのことですが、まさにはまり役ですね。と同時に、渋谷さんを聞き手に据えることによって、良いものが出来ると確信して起用している鈴木さんはやっぱり名プロデューサーということなのでしょう。読んで絶対損はないと思います。と言うか、おつりが来ますよマジで。

ようやく手頃な値段になった。時代はDVDからBDに移り変わろうという時に遅すぎる気もするが、名作をいつでも見れるのはやはり嬉しい。OVA版が入っていないのをマイナス点にする方もいるが個人的にはプラス。あんなゴミアニメ(断言)入ってなくてよろしい。この事から星5つあげたいけど、音声があまり良くないので星4つです。

まず、パンチの効いたテンポのいいアニメらしい主題歌、やさしいエンディング。意外にこれほど安定した良いできのテーマソングというのは
少ないのではないだろうか。毎放映ごとに聞いても飽きが来ない。
そして、ダンバインといえばその独特の世界観と独特のメカニックにあるのだが、音楽もそれに非常によくマッチしている。
このＣＤで音楽をＢＧＭとしてだけ流していても、表に出ず、でも聞こえないでもなく、なんとなくバイストン・ウェルな空間をかもしだす。
商品として成功したアニメとは言えなかったが、一つ一つの要素は非常に良くコンセプトが貫かれた良作だ。その一つである音楽を手元に置けるというのは、とてもうれしい。