今は賃貸市場は物件が余ってきており、人口減少などでこの傾向は今後拡大するとされています。つまり、賃貸者の選択肢が広がる時代です。
そういう意味で賃貸の魅力が増すわけですが、希望通りの物件が見つからなかったり、退去時に敷金の返金でトラブルになったり…と多額のお金がかかるゆえのトラブルも付き物です。
そういったことを全般的に扱ったのが本書であり、たとえば物件を探すときも
・インターネットで
相場観を身につける
・不動産屋さんとの良好なつきあい方
・広域不動産屋と地元の不動産屋さんの違いとは?
・図面や宣伝文など、紙上の情報にだまされない下見のポイント
・リフォームの要求
・値引き交渉の余地がどれだけあるか
など、時代背景に基づいて細かな項目が記載されています
また、退去時の敷金が返ってこなかったとき、少額訴訟に持ち込むことができ、その具体的なところまで書いてあります。
このように、賃貸時のいろいろな検討用件が事細かに書かれているので、1冊あるとかなり役に立つと思います。少額投資で大きな額を
節約できる可能性が高く、非常に心強い味方になるでしょう。