久しぶりにやったので、ついでにレビューでも。 漫画の雰囲気がなかなか出てるゲームだと思います。音楽なんかは他にない独特な感じです。戦闘もわりとスピーディかつ放ったらかしでいいし。 しかし、エンカウント率が高過ぎて中盤ではうんざりしてしまいました。5秒と歩けません。せめて、エンカウント率が下がるアイテムや魔法があれば最後までストレスなくやれたのですが…。 終盤に差し掛かったとこでセーブが消えてしまいました。最大の欠点はエンカウントよりセーブの消えやすさでした。
当時マル勝ファミコンという雑誌で連載されていたマンガ、魍魎戦記MADARAを原作に忠実な形でゲーム化をした作品です。
ファミコン後期のRPGだけあって、グラフィック&音も高水準です。特に音は専用の音源チップを内蔵した大きめの
カートリッジを使用し、今までのファミコンソフトでは出すことの出来ない音まで出しています。コナミサウンドチーム「矩形派倶楽部」の作曲したゲーム内の曲はどれもすばらしく、今でも購入したMADARAのサントラは大切にしています。(興味ある方は矩形派倶楽部作曲のCD買ってみて下さい)
ゲーム内容もRPGとしても、MADARA物としても良く出来ていて、仲間を入れ替えながら原作のストーリーに沿って冒険が楽しめます。原作で強いカオスなどをパーティで使うも自由、沙門やロキを連れて行くのも自由です。戦闘シーンはコマンド式で半アクションです。同じファミコンのポニーキャニオン版ウルティマの戦闘をもっと突き詰めたような感触です。
MADARA2がスーパーファミコンで出ましたが、ゲームとしては面白くてもMADARA物としては微妙なモノになってしまっています。プレイするなら1の方がオススメです。
この作品は似たような
タイトルのサントラが多数出ておりますが、ファミコンで聴ける音楽がそのまま収録されているのはこの作品だけです。コナミ初のRPGということでFFやドラクエとは違う王道RPGを狙った意欲作ですが、何よりコナミ矩形波倶楽部による音楽が素晴らしいです。グラディウス、沙羅曼蛇、悪魔城伝説、月風魔伝、コントラ等で築き上げたコナミサウンドの集大成といえる内容で文句の付け所がありません。VRC6という音質向上のためのチップを内蔵しているためソフトのサイズが大きいのも納得です。もしこの作品をプレイしたことのない方にも感動をあたえらる非常にゲームミュージックとしてクオリティの高い作品です。ゲームミュージックが好きな方なら避けては通れない作品であると思います、絶対に損はさせません。