ガッチリしています。子供部屋にも 安心の安定感です。アレンジできるので、飾り棚にもできて、楽しく使用しています。
外国作品は活字文化よりも映像文化のほうがわかりやすくて、最近はもっぱら映画ばかり見ているが、それは翻訳小説の文章がきこちなくて読みにくいことと多いに関係がある。だが久しぶりに訳文の奇妙さにいらつかず、自然に感情移入できたのがこのレベッカの新訳だ。昔読んだレベッカは、ミステリアスなストーリーだけが印象に残っているが、この新訳は、世慣れない若い女性の心の成長の物語という読後感が強く、それだけ味わい深い。俗物の雇い主の元で抑圧されていた若い女性が、恋をし、愛されることで自信を得、喜びの人生を歩み始める。だがその歓喜もつかのま、彼女が選んだ人生には予想もしていなかった様々の試練が待ち受けており、それは彼女の心に不安と孤独の影を投げかける。その不安を乗り越えて生きていくには、主人公はまだいくつかのめぐりあわせを体験しないとならなかった・・・昔別訳でレベッカを読んだときには、単純な娯楽小説としか思えなかったのに、今回は若い女性の繊細な心理を描写した小説、と感じるのは、わたしが歳を重ね、自分自身の心の軌跡を重ね合わせて読んだからだろうか、それとも主人公の心の動きを浮き彫りにして訳出した訳者の力量のたまものだろうか。久しぶりに小説の醍醐味を感じる本だった。
メロディが頭の中で流れる方には説明不要、でしょう。 2枚組、30曲でこの価格も嬉しいですし、今買うならコレかな、と。
四次元ポケットのようなアイテムボックスや、重火器が1ブロックという非現実的な所を製作者がどうにかしようと考えたんでしょうね。 それ以前にバイオが非現実的か。w
主人公の女性には名前さえ与えられていない。この世を去った レベッカの圧倒的な存在感といたるところに残るその影と、主人公 は闘おうとするが、勝ち目はない。相手は影なのだから。 美しいマンダレイは原作でも楽しむことができる。映画も主人公を 取り巻く影、もしくは身の置き場がない場所に不幸にも辿りついて しまった主人公の不安を描き秀逸だが、原作ではレベッカの存在が より大きく、読む者には顔さえも想像できない主人公とのコントラスト がもっとはっきりとして、息を潜めるような物語の世界に引き込まれる。
|