合計60時間にも及ぶ大河長編である。

合衆国においては、放映開始以来、製造業を機軸産業として展開してきた時代の終焉後出現した現代社会（post-manufacturing society）の一側面を最も現実的に活写した作品として視聴者・批評家の圧倒的な評価を得ている作品である。

Amazon.comに掲載されている批評には、この作品は、歴史的に最も卓越したTV作品であるだけでなく、歴史的に最も偉大な「アメリカの物語」（American Story）であるというコメントがあるが、それは決して過剰な褒言葉ではないと思う。

この作品はそれほどまでに優れた作品である。

画面には、果たしてこれが世界で最も裕福な国といわれる合衆国の風景なのだろうかと驚かされるほどの凄まじい「廃墟」とそこに展開する人間の生態が生々しく描きだされる。

作品は共同体が溶解するということの「意味」を衝撃的に衝きつけてくるが、しかし、それ以上に衝撃的であるのは、警察（Season 1-5）・労働組合（Season 2）・政治（Season 3）・教育（Season 4）・報道（Season 5）等の諸機関が深刻化するそうした状況にたいして効果的に対応するための機能を完全に喪失していることを作品が残酷なまでに明らかにするということである。

物語はバルティモアという都市空間を舞台にして展開する非常に具体的（specific）な物語であるが、しかし、それは、また、そうした具体性をとおして、自浄能力を喪失した今日の共同体のなかで生きるということの――そして、そうした状況を少しでも変革しようとこころみるということの――本質的な困難を普遍的な説得力をもって見事に描きだしている。

歴史的な傑作として、今後も長きにわたり鑑賞されつづけることになるであろう作品である。

娘に頼まれて、購入しました。レンジで暖めて手軽に食べられるので、ちょっと甘いものがほしいときなど、美味しく頂きました。甘さも私には、ちょうどよかったです。

MGガンプラ等を期待しているとがっくり来るパーツ点数
非常に簡素ですね。パーツわけも大雑把だし
過度な期待せずに購入です