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スケッチブック 9 (BLADE COMICS)
まったりとしつつ、しっかり笑わせてくれます。話の中に深刻な事件や、悲しい出来事などは全くなく、とにかく淡々と日常が描かれています。私はそんなところが大好きです。漫画の中くらいはそういう世界があってもいいですよね。虫の豆知識が、よくここまで続くな、と感動さえ覚えてしまいます。

誇り―ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)
「まともに文章を発表し出して二年足らず」という、
「です・ます」調のあとがきもどこか初々しい、著者のデビュー作。

名古屋でストイコビッチのプレーを目にするまでは、
サッカーに興味がないどころか、「嫌い」だったとまで語る著者だが、
今でこそ世界のサッカーを熱く語っているライターのなかにも、
ほぼ同様の貧弱な「サッカー歴」しか持たない人間は、
実はけっこう多いのではないかという気がするし、
逆に、筋金入りのサッカーファンを自認する書き手であれば、
「いかに自分が昔からW杯等を見ていて詳しいか」を
必死にアピールするはずのところで、
一貫して旧ユーゴスラビアサッカーに軸を据え、
丹念に取材を続ける著者の姿勢は際立っていると思う。

来日早々、ストイコビッチが貼られることとなった、
審判に楯突く「短気」で「粗暴」な選手というレッテルが、
全く実態にそぐわないものであることに気づいたところから、
著者の旧ユーゴサッカー探訪の旅が始まり、
「東欧のブラジル」とも呼ばれた空前絶後のタレント集団が、
国を割る内戦とともに無残にも引き裂かれていくという、
サッカー史上最大とも言える悲劇を描いた『悪者見参』や、
『オシムの言葉』といった成果を生み出していくことになるのだが、
今回、日本代表監督にオシムが任命されたことについても、
著者が果たした役割は決して小さなものではなかったはずで、
それも全てはピクシーのプレーから始まっているのだとすると、
彼が残したインパクトがいかに巨大なものだったかということが、
今さらながらに実感される。

ただし、本書が書かれた時点では、
旧ユーゴサッカーに対する思い入れの強さからか、
ひいきの引き倒しめいた甘さの感じられる表現がやや目につき、
その分だけ興を殺がれたきらいもあるので、
☆3つの評価とさせてもらった。

真・らき☆すた 萌えドリル~旅立ち~ DXパック
ゲームとしても十分おもしろく、(原作)キャラのファンならさらにおもしろい。

何本も入っているストーリーの、各シナリオは短いながらよくできていて、ストーリーそのものも楽しむことができます。

ゲームそのものは、はっきり言って、かなり頭を使います。

ドリルなんてなまやさしいものじゃありません。

頭がゆるゆるモードだと、先に進めませんよ、コレ。

それと、ヲタク知識を要求される部分があり、私の場合、そのあたりは壊滅してます。

(問題と解答をひたすら丸覚えして対抗してますが。(笑))

見た目に反して、ある意味、かなり硬派なゲームです。

萌えと硬派を両立させるなんて、なんておそろしい!

これだけの内容のゲームに、これだけのオマケがついて、なぜこの値段で発売できるのか、不思議でなりません。

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