1988年ビルボード全米アルバム2週1位。当時、全米のみで400万枚突破。コレは売れました。
当時、15、6歳だったティファニー嬢のデビューアルバム。本作からの1stシングルと2ndシングルが連続で全米ナンバー1ヒット。3枚目も全米7位と3曲のトップ10ヒットを記録。売れた時期も瞬間的でしたが、その分で勢いがありました。
この頃はジョージ マイケルの最大ヒット作、"Faith"(当時全米700万枚突破)とサントラの"Dirty Dancing" (当時全米1000万枚突破)が全米でバカ受けし始めた頃。その合間を強引に切り込んでの全米ナンバー1だったんだからお見事。
しかも、その2作はその後にどちらも全米での累計セールスが1000万枚を突破しているモンスターヒット作。その事を考慮して振り返ってみると余計にスゴかったですね。
でも本作が売れたのはトータルでの楽曲の良さからでしょう。ハッキシ言って歌唱力は褒められる程ではありませんが、ルックスと共に声もキュートでやたら惹きつけられます。収録曲もシングル曲以外の曲も、味わい深い嫌味のない曲で多く占めてます。特にアルバム中盤からの曲はイイですね。
個人的には4曲目でヒットはしなかったけど4thシングルで
バラードの"Feelings Of Forever"(全米最高50位)や、収録曲中もっともキュートな7曲目の"Johnny's Got The Inside Moves"、メロディと歌詞が切ない8曲目の"Promises Made"の3曲が最もお気に入り。今、聴いても当時の空気を思い起こします。確かこの年の秋頃には来日公演も実現しました。
本作の大ヒットはこの直後に大ブレイクする同年代のティーンエイジシンガー、Debbie Gibsonのデビュー盤にも好影響を及ぼしました。
次作のセカンドも本作の大ヒットの勢いでミリオンセラーのヒットを記録しましたが、正直言って彼女はこのアルバム1枚のみでした。
このデビュー盤はこの当時以降、余り陽の目を見なくなりました。それだけに個人的にはアルバム単体での初のリマスターを切に望む1枚です。
リリースから25年近くなりますが、未だに甘酸っぱいような懐かしい気分に浸してくれる名盤ですね。
レーザーディスクで発売されたものは画質が悪く,常々不満でしたが,DVD版はかなり改善しています。オードリーの美しさが再認識できますし,オードリーとジョージ・ペパードが歩く
ニューヨークの街並みは本当に美しい。初めてご覧になる方よりも,むしろビデオやレーザーディスクで既に本作品をお持ちの方にお勧めしたいDVDです。