期待していたよりもずっと充実した内容のある本だと思います。
私が読んだインド旅行記の中では最も良かったですね。
旅をする目的は様々でしょうが、巷によくある面白おかしいハプニングを
期待した一人旅本には飽きていたので、逆にトラブルをなるべく回避
して、目的志向的にインドを体験することを選択した彼女の旅には
引き込まれました。
限られた時間の中でインドのことを知っているガイドを頼むことで
独りよがりでない歴史的、精神的、物質的にに客観的な今昔のインドを
知り得ることができたと思います。
インドではガイドと付き合うのさえリスクはあると思いますし
彼女のような有名な女優はヘタしたら身代金目当ての誘拐される
キケンセイだってあるわけですから。
一人で行動した時間も結構あり、プライベートな冒険を楽しんでいます。
パスポートを盗まれたり高山病になったりトラブルにも遭っていますが、
対処の仕方にリスクシナリオを良く考えて計画を立てていたことが伺われ、
がんばったと思いますよ。
ヘッセのシッダールタを読んでいるなど、読書も幅広く
教養と知性を身につけており、共時性を引き起こすからか
訪れた遺跡の説明では知らなかった神話を知ることができて、
彼女が身代わりで行ってくれたかのように親近感が湧きました。
自分はかなりインド哲学系は読み込んでいたつもりですが。
瞑想、
ヨガなども下調べがきちんとされていて内容が充実
していました。
綺麗な女優さんだとは思っていたけど、それは内面の光が
外に反映されているからではないかと思いました。
後半は旅慣れしてきて表現が単調になる嫌いはありましたが
それを上回る感動を与えてくれました。彼女を見直しました。
いわゆる、女優さんの余技と思うなかれ。
坂本龍一さんがここまで力を入れてトータルプロデュースした女性ボーカルはいないのではないか?
とにかく坂本龍一さんをはじめとする作家さん達の半端無い音作りと詞の世界には圧倒されます。
そのバックアップに劣らない
中谷美紀さんの声のクオリティにも涙腺をくすぐられます。
ヒップホップ、テクノ、
ジャズ…色んな要素が組み込まれた一枚。
中谷美紀さんが好きな人、坂本龍一さんの音が好きな人は、必聴だと思います。
榛名
純粋に、
中谷美紀のファンで
中谷美紀の画像を狂おしいほど好きな人にはまあお薦め出来ます。これ自体が少し前のコンサートなので、青い頃の(妖しいなあ、その表現は)美しい
中谷美紀が見られます。今の
中谷美紀とは少し違います。
当然コンサートなので歌を歌っていますが、決して上手だとか、音楽的に優れていることはありません。下手ではありませんが、ちょっと違う感じです。
それでも、これを映像を含めた作品である、と見るならば、かつ
中谷美紀の女優として以外の面を知りたいのならば、一見の価値はあります。
なぜか10年前はスルーして購入しなかったのですが、
最近ニコ動で聴いて、10年越しに購入しました。
教授の作曲はもちろんですが、松本隆、売野雅勇の歌詞もマッチしてよい曲ばかりです。
こんな大御所に提供してもらう
中谷美紀さんですが、小さい秋みつけた〜以外にwith坂本龍一はもうないのでしょうか、、
Disc2は、確かこのころ細野さんがアンビエントにどっぷりで、対抗して作ったものと記憶しています。
こちらも心地よいです。
いいなあ。
パリが好きになります。
フランス語を勉強したくなります。カフェの好きな私には、見ているだけで心が満たされディスクです。
普通、DVDをリピートすることはないんだけれど、これは何度見ても、しあわせにしてくれそうです。こんな番組を作ってくれた
スタッフにありがとうです。