発売日に買って二週間使ったのでレビューしてみます。
良い点
(1)画面が大きくなったおかげで画面が見やすくなった。迫力と立体感も向上。
付属の「3D体験映像」の立体感が非常に良い。
ただし、3D視のやりにくさは一緒。少し傾けるだけで映像が二重になる。
(2)バッテリーの持ちは体感できる程度に長くなった。
(3)HOME,START,SELECTボタンが押しやすくなった。
(4)ペンが右側面から出せるので取り出しやすい。
(5)角が丸いので持ちやすい
悪い点
(1)スピーカーが音割れしやすい。
音質が3DSより低下したのは間違いないが、それよりも音割れの方が問題だと思った。
(2)外観が安っぽい。
(3)3DSよりも重くなった(235g→336g)
(4)当然だが大きくなった(一概に悪いとは言えないが、携帯性の低下は免れない)
(5)ペンがプラスチック製の安っぽい物になった(少し持ち難くなった)
(6)十字キーが薄くて固い感触になった(これは人によっては良いと思うかもしれない)
悪い点の(3)と(4)は、良い点の(1)と(2)の裏返しなので一長一短だと思われます。
致命的な欠点を作らずに良い点を増やせたと思われます。
3DSから3DS LLへデータを引越する仕様に問題があると思いました。
一般向けの商品とは思えない不親切な仕様です。
問題(1) 転送するときにWi-Fiに接続している必要がある。
一般人には意味不明の仕様です。Wi-Fiの環境がない人はデータの
引越しができません。
本体同士の転送に必要な理由は、ニンテンドーポイントの移転情報を任天堂のサーバーへ送るためでしょうか?
ハック対策なのでしょうけど、何のために必要なのか説明するべきではないでしょうか。
問題(2) 本体内蔵メモリのデータしか転送できない。SD カードは使用権が変わるだけ。
データの
引越しと言いつつ本体内蔵メモリのデータしか転送できません。
SDカードのデータは使用権が転送元から転送先へ書き変わるだけです。
言い換えると転送元のSDカードのデータは転送先でしか読めなくなります。
使用権が移行したときに表示されるメッセージが不親切で「転送元のSDカードは転送先の3DSに差し込んで使用して下さい」と表示されます。
私はここで「
電源ONで抜いていいの?LLの4GB SDカードはどうするの?」と混乱してしまいました。
私の場合、3DS付属の2GB SDカードを3DS(転送元)にそのまま使っていたので、LL(転送先)の4GB SDカードを使いたかったのです。
このメッセージは3DSに自分で購入した大容量SDカード(4GB以上)を差し込んでいる人には妥当なメッセージですが、私のようにLL付属のSDカードを使いたい人はPCで転送する必要があります。
もちろんSDカードリーダーも必要ですし、PCの知識がない人にはお手上げです。
問題(3)
引越し回数が5回に制限されている。
ハック対策とはいえ、5回は酷いのではないでしょうか。
確かにどの回数が妥当なのかと言われると難しいのですが、少し不安を感じる回数です。
※2013年12月の更新で回数制限がなくなったようです。
問題(4) データの
引越しをすると3DS LLに入っている「3D体験映像」が消えてしまう。
実は再ダウンロードできるのですが、その場所が非常に分かり難い。
(再ダウンロード手順)
Nintendo eShopを起動して、左上のメニューを
タッチする。メニューの下の方にある「設定・その他」を
タッチ。
「設定・その他」にある「購入済みソフト」を
タッチ。その中から「3D体験映像」を
タッチしたら再ダウンロードできる。
以上のようにお母さんが子供のために転送してあげるのはかなりの困難が伴うでしょう。
データ
引越しの仕様を改善するべきです。