1987年に白水社から出た単行本に漫画「百日咳」を加えて文庫化したもの。
『
釣りキチ三平』の著者が子ども時代を語った本で、秋田の山奥の村の暮らしが生き生きと伝わってくる。雪などの自然環境も厳しく、生活も決して豊かではない。そのなかでたくましく生きぬく著者と家族の姿には胸を打たれた。
物心ついた頃から高校進学の頃までが取り上げられているが、特に小学校・中学校での良い先生との巡り会いが貴重だったのだなと思わされる。それにしても、著者は真っ直ぐに素直に育っており、すごい。
「百日咳」は、150頁ほどの漫画で、実際に弟を亡くした実話に基づいている。東北の貧しい農村の悲惨さの証言ともなっている。
30年以上前に単行本で熟読してました。東北の雪国での心暖まる世界に浸れる喜び。本当に久しぶりにその世界に触れることが出来ました。今読んでも全く当時と変わらない心地よさを味わえます。それが嬉しい誤算でした。
対応はとても良かったです。
内容は、結局
ツチノコは・・・ですね。
まだ
ネッシーがいると信じられていた頃に描かれたらしいでの、なるほど。
夢を信じて突き進む。
面白い内容でした。