渡辺真知子さんて、確かまだ現役でしたよね。この6曲入りは大好きな曲ばかりなので、思わず買ってしまいました。とりわけ、「ブルー」と、「唇よ熱く君を語れ」が大好きな僕なので、満足してます。特に、マイナー系の多い彼女ですが、「唇・・・」は、ポップで明るく、イメージチェンジになった名曲だと思います。アレンジとギターソロもかっこいいしね。お薦めします。
江副さんの思い出話という感じ。ただ、リクルートという会社の歴史について知るという意味では非常に分かりやすいかもしれない。
起業家向けの書として具体的な示唆・指導があるかと言えばそうでも無い(第三章で箇条書きで書かれている程度)。どちらかというと「ビジネスのアイデアはどう見つけるか」について参考となる点が多いかもしれない。
ところで、現実にリクルートOBがどんどん独立して良い仕事をしているのを見ると、実はリクルートでの経験こそが
起業家への近道ということかもしれないと思える。そういう見方で見てみると、いわゆるプロフィットセンターの運営や大学のサークル的風土、事業撤退時に皆で飲んだり、退職=卒業ということが、実はリクルート=「
起業家のための学校(予備校)」なのかも、と思えた。
うーん、そう考えると、この本は教材?
まあすぐに読めるし、内容的にはいくつか「なるほど」と思える点もあるので、読んで損は無いと思う。
かつて、二人の天才がいた。
一人は、こちらが何か言う前に、『よっしゃわかった、わかった』
と、理解してしまう元総理大臣
田中角栄。
もう一人は、こちらが言うことを全て理解してしまう、
元リクルート社
長江副浩正。
二人の伝説は、語りつくせないほどであるが、
この本には、江副元社長の全てが書いてある。
人生のバイブルと言って過言ではない。
特に、広告業・人材ビジネスに携わっている人には、
必須の本である。
私は昭和58年から60年の3年弱、子会社のリクルート人材センター(後のエイブリック・エージェント)にいた。バイトで入り、結局、最後まで契約社員で正社員試験には落ちた。その後、リクルートも含めて7社を転職した末に独立し、リクルート在籍時から20年以上経ったが、サラリーマン時代では最高の経験になった。たかがバイト・契約社員でも。
リクルートは実質40歳までしか働けない会社(
起業家意識もあるが、実態は退社後も大半は転職のサラリーマン。超実力主義で後輩に次々抜かれるので辞めざる得ないのが実状)だが、その後転職するにしろ、
起業するにしろ、自分の方向性に迷っている昔の私のようなフリーターや失業者なら、かつ、大した学歴や職歴もないのなら、全国のリクルート関連の会社のバイトか契約社員に応募することをお勧めする。正社員になるのは非常に難しく、優秀な大学の新卒以外は実質無理。でも、史上最強の経験になるはず。
もはや完全に部外者の私に、それも正社員試験に落とされた元バイトなのに、20年経ってもここまで書かせるリクルートの素晴らしさ。私は今、これを書きながら涙が出てきた。本当に。私は本当にリクルートを愛していたのだ。正社員試験に落ちたとき、西
新橋ビルの皆の前で大泣きした。実の親が死んだときよりも。これで皆とお別れなのかと思うと、涙が止まらなかった。嗚咽とはああいうことなのだ。
私は独立後もダメな時代が長かったが、数年前、書いた本が多少売れ、口先評論家だが、人前で講演も年間100回ほどするようになった。その人生逆転の原点は、あのリクルート時代にあると、今も機会がある事に人に話している。去ったとはいえ、リクルートを創業していただき、本当にありがとうございます!
この本は、その最初の原点が詳しく書かれています。全てのサラリーマン、
起業家、迷える失業者やフリーターに読んでほしいし、できればリクルートグループに転職して欲しい。あなたの何かが確実に変わるはずです。