最近居酒屋等でJazzをBGMで使うお店が増えているのは、嬉しい限り。
しかし、このCDは危ない!最初から「喰ってやるぞ!!」と言わんばかり。
あまりの咆哮に打ちのめされて「もう、どうにでも好きにして~」となる可能性も大?まず、無いな。
咆えまくりですが、FreeJazzではない。
ボーナストラックもTrack1同様に兎に角カッコ良くて秀逸。LP時代は泣く泣くカットだったのですね。
Jazzの持つ人間臭さ・魂を再認識させる一物。
Jazzをナンパ使いするのに飽きたら是非どうぞ!
本当の意味で「フリー」な気持ちにさせてくれる名盤ですね。ファラオ・サンダースのテナー・サックスの荒々しさは変わらずとも、シンセサイザーやエコー、さらにコーラスを導入して、広大な異空間に誘われるかのような効果を上げています。琴との共演も、キラキラと光の破片が降り注ぐような荘厳さ。そして「You've Got to Have Freedom」の前向きな明るさ。ピアノのジョー・ボナー、ジョン・ヒックスも好演。エネルギーと優しさに溢れた作品です。
コルトレーンの衣鉢を継いだサックス奏者による奇跡的なフリー・
ジャズ作品です。
この作品にはいつも圧倒され、そして気がつくと吸い込まれてしまっています。
それは、音楽としてのパワー、ヴァイブレーション、包容力が桁外れであるためです。
こちらがしっかりしていないときにはある意味危険かもしれません。
KING CRIMSONや
イタリアのAREAが好きな方にもお薦めします。